演奏家応援企画 第4弾 愛知のプロ・オーケストラ×宗次ホール《いきなり♪コンサート》
《緊急企画》『いきなり♪コンサート』Part 14 名フィル*弦楽四重奏
2020年
8/30
(日)
14:00開演
13:30開場
- 出演者
- 日比浩一(ヴァイオリン)米田誠一(ヴァイオリン)叶澤尚子(ヴィオラ)佐藤有沙(チェロ)
- 曲目
- ハイドン:弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.76-3 Hob.Ⅲ-77『皇帝』より 第2楽章
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第17番 変ロ長調 K.458『狩』より 第1楽章
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 Op.18-4
ほか
新型コロナウィルス感染拡大の影響により、3月からほぼ3ヶ月間、愛知県内に拠点を置く4つのオーケストラは、演奏の機会を失っています。経済的なことも重要な問題ですが、それと同時に音楽家にとって演奏する場が無いということの歯がゆさ、いたたまれなさは、想像するに余りあるものです。
一方、宗次ホールでは、3月以来100公演以上が中止に追い込まれながらも、6月よりやっと段階的にコンサートを再開し始めました。そこで、オーケストラの演奏活動再開が軌道に乗るまでの間、その楽員さんに“いきなり”出演していただいてはどうか、というのがこの企画の発端です。
タイトルの通り、公演実施発表から1ヶ月足らずの超短期間で“いきなり”開催。チラシも無ければチケットも無し。上演1時間休憩なし。お申し込みは基本的にメールフォームで、というシンプルで“いきなり”かつ“粋な”コンサートを目指します。
◆料金 2,000円
公演当日、入場時に現金または宗次ホールコンサートクーポンで支払い。
(出来るだけお釣りの出ないようご用意ください。)
◆上演時間 約60分(休憩はありません)
◆ご来場のお客様へのアンケート
コンサートはいかがでしたか? 是非アンケートにご協力下さい
▶▶▶アンケートはこちらから◀◀◀
(質問・回答ページが開きます)
◆注意事項
○定員 約150名(感染の状況によって、定員が増減する場合があります。)
○自由席(分散して着席するため、使用できないお席がございます。)
○お客様のご来場状況によっては混雑緩和のため開場時間を早めることがあります。
○お客様から申込時に頂いた個人情報は、万一当館が感染経路となった疑いが持たれた場合
保健所等関係各所に開示される場合がございます。ご了承ください。
○館内ではマスクを正しく着用して頂き、適宜 手洗い・消毒の励行をお願いいたします。
○お申し込みを多数いただいた場合・・・
―定員に達しましたら以降お申し込み受付を終了いたします。
―当日券のご用意は確約できません。事前予約にご協力よろしくお願いいたします。
主催:宗次ホール
企画協力:名古屋フィルハーモニー交響楽団
8月11日(火)10:00より、専用メールフォームで受付開始。 ※同日同時刻より宗次ホールチケットセンターへの電話・FAX・窓口来店でご予約承ります。
『いきなり♪コンサート』7~8月の他公演の予定
Part 5 7月3日(金)中部フィル:ピアノ三重奏
Part 6 7月13日(月)セントラル愛知:弦楽三重奏
Part 7 7月16日(木)名フィル:弦楽四重奏
Part 8 7月19日(日)名フィル:ピアノ三重奏
Part 9 7月31日(金)名フィル:弦楽四重奏
Part 10 8月1日(土) 中部フィル:クラリネット&弦楽四重奏
Part 11 8月11日(火)セントラル愛知:ファゴット&弦楽四重奏
Part 12 8月17日(月)中部フィル:弦楽四重奏
Part 13 8月23日(日)愛知室内:ヴァイオリン四重奏
Part 14 出演者からのメッセージ
2月末の政府による学校の休校要請以来、名フィルも実質的に演奏活動休止となり、7月の再開まで丸々4ヶ月間公演がありませんでした。その間の私たちの苦しみや悲しみはここでは書き尽くせないものがありますが、それは本日ご来場頂きました皆様も全く同じことであったことと思います。音楽は怪我や病気も癒せませんし、お腹を満たすこともできません。しかし、私たちの生活に音楽がいかに必要不可欠であったのかはもうご承知の通りです。
本日は一時間ほどの短いプログラムですが、ほんの束の間でも現実を忘れ、皆様の心が満たされますよう、私たちも心を込めて演奏させて頂きます。どうか皆様お身体を大切になさって、これからも演奏会をお楽しみください。また、今後とも名フィルや音楽家に温かいご支援を賜りますよう、メンバー一同心よりお願い申し上げます。
米田誠一
プログラム
ハイドン:弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.76-3 Hob.Ⅲ-77『皇帝』より
Ⅱ. ポコ・アダージョ・カンタービレ
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第17番 変ロ長調 K.458『狩』より
Ⅰ. アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ
プッチーニ:弦楽四重奏曲『菊』
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調 より
Ⅳ. Vif et agité (活き活きと、激して)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 Op.18-4
Ⅰ. アレグロ・マ・ノン・タント
Ⅱ. スケルツォ:アンダンテ・クアジ・アレグロ
Ⅲ. メヌエット:アレグレット
Ⅳ. アレグロ~プレスティッシモ
出演者プロフィール
日比浩一(第1ヴァイオリン)Koichi Hibi
1984年京都市立芸術大学音楽学部卒業。関西フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターを経て現在、名フィル コンサートマスター。また、京都フィルハーモニー室内合奏団客員コンサートマスター、 ザ・ストリングス名古屋、井上まゆみピアノトリオ、アンサンブル・ベガのメンバーとしてなど 幅広い演奏活動を行っている。名古屋芸術大学教授、大阪音楽大学特任教授、 大阪樟蔭女子大学客員教授、愛知県立芸術大学非常勤講師。
米田誠一(第2ヴァイオリン)Seiichi Yoneda
2007年愛知県立芸術大学を首席卒業。中村桃子賞及び桑原賞を受賞。また、様々なコンクールに於いて優勝または入賞。同年9月名フィルに入団、現在はアシスタント・コンサートマスターを務める。その他パルテンツァ五重奏団などに於いて、室内楽演奏も精力的に展開。これまでにヴァイオリンを鷲尾悠子、岡本智紗子、V. マリーニン、服部芳子、室内楽を天野武子、C. ルローン、白石禮子の各氏に師事。
叶澤尚子(ヴィオラ)Naoko Kanozawa
福島県いわき市出身。桐朋女子高校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽部門卒業。在学中ヴィオラに転向。第3回横浜国際音楽コンクール弦楽器部門第1位。2013年よりサイトウキネンオーケストラに参加するほか、PMF、東京・春・音楽祭、小澤征爾音楽塾、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀などに参加。ユメニティ直方レジデンスアーティスト。ヴィオラを岡田伸夫、川本嘉子の各氏に師事。現在、名フィル首席ヴィオラ奏者を務めるほか、各地のオーケストラにてゲスト首席奏者としても活動。
佐藤有沙(チェロ)Arisa Sato
東京藝術大学、および同大学院修士課程修了。在学中に渡欧し、リヨン地方音楽院上級課程、ルガーノ音楽院上級課程、およびジュネーヴ高等音楽院修士課程修了。横浜国際コンクール、アレクサンドル・グラズノフ国際コンクール、クレ・ドール国際コンクールなど、国内外のコンクールで優勝、入賞。ソリストとして
名フィル、エルサレム・カメラータ、アカデミア・アドリアティカ等と共演。現在、名フィル次席チェロ奏者。