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演奏家応援企画 第4弾 愛知のプロ・オーケストラ×宗次ホール《いきなり♪コンサート》

《緊急企画》『いきなり♪コンサート』Part 7 名フィル*弦楽四重奏

20207/16 (木)
14:00開演 13:30開場

出演者
【Aloysia Quartet(アロイージア・カルテット)】 小泉悠(ヴァイオリン)、田中光(ヴァイオリン)、今村聡子(ヴィオラ)、加藤泰徳(チェロ)
曲目
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 K.159
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 Op.18-2

新型コロナウィルス感染拡大の影響により、3月からほぼ3ヶ月間、愛知県内に拠点を置く4つのオーケストラは、演奏の機会を失っています。経済的なことも重要な問題ですが、それと同時に音楽家にとって演奏する場が無いということの歯がゆさ、いたたまれなさは、想像するに余りあるものです。

一方、宗次ホールでは、3月以来100公演以上が中止に追い込まれながらも、6月よりやっと段階的にコンサートを再開し始めました。そこで、オーケストラの演奏活動再開が軌道に乗るまでの間、その楽員さんに“いきなり”出演していただいてはどうか、というのがこの企画の発端です。

タイトルの通り、公演実施発表から1ヶ月足らずの超短期間で“いきなり”開催。チラシも無ければチケットも無し。上演1時間休憩なし。お申し込みは基本的にメールフォームで、というシンプルで“いきなり”かつ“粋な”コンサートを目指します。

◆料金 2,000円
 公演当日、入場時に現金または宗次ホールコンサートクーポンで支払い。
 (出来るだけお釣りの出ないようご用意ください。)

◆上演時間 約60分(休憩はありません)



◆ご来場のお客様へのアンケート


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◆注意事項
 ○定員 約150名(感染の状況によって、定員が増減する場合があります。)
 ○自由席(分散して着席するため、使用できないお席がございます。)
 ○お客様のご来場状況によっては混雑緩和のため開場時間を早めることがあります。
 ○お客様から申込時に頂いた個人情報は、万一当館が感染経路となった疑いが持たれた場合
  保健所等関係各所に開示される場合がございます。ご了承ください。
 ○館内ではマスクを正しく着用して頂き、適宜 手洗い・消毒の励行をお願いいたします。
 ○お申し込みを多数いただいた場合・・・
  ―定員に達しましたら以降お申し込み受付を終了いたします。
  ―当日券のご用意は確約できません。事前予約にご協力よろしくお願いいたします。

主催:宗次ホール
企画協力:名古屋フィルハーモニー交響楽団


7月3日(金)10:00より、専用メールフォームで受付開始。 ※同日同時刻より宗次ホールチケットセンターへの電話・FAX・窓口来店でご予約承ります。


『いきなり♪コンサート』7~8月の他公演の予定


 Part 5 7月3日(金)中部フィル:ピアノ三重奏 
 Part 6 7月13日(月)セントラル愛知:弦楽三重奏  
 Part 8 7月19日(日)名フィル:ピアノ三重奏 
 Part 9 7月31日(金)名フィル:弦楽四重奏  
 Part 10 8月1日(土)   中部フィル:クラリネット&弦楽四重奏 
 Part 11 8月11日(火)セントラル愛知:ファゴット&弦楽四重奏  
 Part 12 8月17日(月)中部フィル:弦楽四重奏
 Part 13 8月23日(日)愛知室内:ヴァイオリン四重奏
 Part 14 8月30日(日)名フィル:弦楽四重奏


Part 7 出演者からのメッセージ


Aloysia Quartet

こんにちは。Aloysia Quartetです。

 このたび〈名フィル×宗次ホール『いきなり♪コンサート』〉に出演することになりました。私たちは、2018年に名フィルメンバーで創設された常設の弦楽四重奏団です。
多数の演奏会が中止・延期せざるを得ない状況になってしまいましたが、こうして演奏会を開催していただき、そしてお客様に足を運んでいただける事を心から感謝申し上げます。

 今年はベートーヴェン生誕250周年ですので、ベートーヴェンをメインにいたしました。ベートーヴェンといえば交響曲がとても人気ですが、弦楽四重奏曲も負けず劣らず人気の高いジャンルとなっています。全16曲ある弦楽四重奏曲は古典からの影響を受けつつも、独自の作風を確立しています。4人がそれぞれの個性をフルにぶつけ合いながらバランスをとり調和し、1つの至高の作品を作り上げます。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲はロックです! 4つのパートひとりひとりを細部まで味わっていただけたら幸いです。

Aloysia Quartet


出演者プロフィール


Aloysia Quartet(アロイージア・カルテット)は、2016年夏、名古屋フィルハーモニー交響楽団の小泉悠(第1ヴァイオリン)、田中光(第2ヴァイオリン)、今村聡子 (ヴィオラ)、加藤泰徳(チェロ)のメンバーにより結成された弦楽四重奏団である。名フィルの活動拠点である名古屋を中心に、古典から近現代音楽まで、幅広いレパートリーで活動している。アロイージア(モーツァルトの想い人)の名を冠し、特にモーツァルト作品の演奏に力を入れている。ベートーヴェン生誕250年記念の2020年を皮切りに、ベートーヴェン弦楽四重奏曲全16曲ツィクルスを企画している。今後の活躍を期待されている弦楽四重奏団の一つである。


小泉悠(第1ヴァイオリン)Yuu Koizumi
埼玉県出身。2008年東京音楽大学を卒業。2006年別府アルゲリッチ音楽祭にオーケストラで出演。第7回日本アンサンブルコンクール室内楽部門優秀演奏者賞、全音楽譜出版社賞を受賞。第7回大阪国際音楽コンクール アンサンブル部門第3位。2015年新進演奏会育成プロジェクトオーケストラ・シリーズにて梅田俊明指揮、名フィルとコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲を共演。2013年8月より名フィル ヴァイオリン奏者。

田中光(第2ヴァイオリン)Hikaru Tanaka
千葉県出身。第11回大阪国際音楽コンクール弦楽器部門第3位。第12回同コンクールアンサンブル部門第1位。これまでにヴァイオリンを吉川朝子、澤和樹、原田幸一郎、玉井菜採、野口千代光の各氏に師事。東京藝術大学音楽学部附属音楽高校を経て、東京藝術大学音楽学部卒業。2014年から2016年まで兵庫芸術文化センター管弦楽団に所属。フォアシュピーラーを務める。2017年より名フィル ヴァイオリン奏者。

今村聡子(ヴィオラ)Satoko Imamura
福島県福島市出身。6歳からヴァイオリンを始める。武蔵野音楽大学ヴィオラ専攻を卒業、卒業演奏会に出演する。1997年より渡欧し、ウィーン市立音楽院を最優秀の成績で卒業、ディプロムを得る。2000年、2002年にPMFに参加。アンサンブル・フィービー、アロイージア・カルテットのメンバー。現在、名フィル次席ヴィオラ奏者。2020年度東海市アーティスト・イン・レジデンスを務める。

加藤泰徳(チェロ)Yasunori Kato
愛知県立芸術大学音楽学部卒業、昭和音楽大学研究科卒業。菅野博文氏のもとで研鑽を積む。原村室内楽セミナーにて「緑の風奨励賞」を受賞。テアトロジーリオショウワオーケストラに在籍し首席チェロ奏者等を務めたほか、客演奏者として多数のオーケストラ公演に出演。また作曲家としてBENETTON、ohta、日本盲導犬協会、火田栓子氏の朗読劇、岡本太郎生誕100年を記念する弦楽四重奏曲等を作曲。昭和音楽大学講師を経て現在、名フィル チェリスト。




プログラムについて


モーツァルト:弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 K.159

 Ⅰ. アンダンテ
 Ⅱ. アレグロ
 Ⅲ. ロンド:アレグロ・グラツィオーソ

 1772年10月から翌年3月にわたる、モーツァルト親子にとって三度目のイタリア旅行の途上で書かれた6曲の通称「ミラノ四重奏曲」のなかの1曲。親子を庇護したザルツブルク司教シュラッテンバッハの死去の後、全く真逆の態度をとった新しいコロレド大司教の着任によって、実り多きイタリア旅行はこれにて打ち止めとなりました。17歳の誕生日を迎えたかどうかという頃の、モーツァルトの熟達ぶりが感じられます。「緩・急・急」にして「明・暗・明」の3楽章構成。特に第2楽章の劇的な表情は、同じト短調による同時期に作曲された交響曲第25番(K.183)、および後年の名作、交響曲第40番(K.550)を連想させます。


ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 Op.18-2

 Ⅰ. アレグロ
 Ⅱ. アダージョ・カンタービレ
 Ⅲ. スケルツォ:アレグロ
 Ⅳ. アレグロ・モルト・クアジ・プレスト

 1801年、ウィーンに上京して10年近くが経過したベートーヴェンは、自分の20代の終わりという節目に、初の弦楽四重奏曲集(作品18にまとめられた6曲)を発表しました。それまでの間にもこの若い才能を秘めた作曲家にカルテットの作品を委嘱しようとする貴族たちが幾人か居たものの、彼は他のジャンルの創作に多忙だったことから、依頼に応えきれずに終わってしまっていました。(実際いくつかの弦楽四重奏のための習作は残されている。)ただ、本当の理由は多忙であったことよりも、ハイドンやモーツァルトの完成されたカルテットの名曲の数々を前にして、ベートーヴェン自身のなかに「優れた作品を書かなくては」という気負いがあったためだったかもしれません。かくして完成されたこの6曲は、取り掛かるまでに充電期間を置いただけあって、単なる「初期作品」を超えた完成度を持つものになりました。
 第2番は、上記6曲セットの中で3番目に完成された曲。「挨拶四重奏曲」という通称を持っていますが、これは第1楽章の冒頭、第1主題があたかも丁寧な挨拶を交わしているに聴こえるところに由来します。第2楽章は古典的で気品のある緩やかな歌。第3楽章は第1楽章の「挨拶」の断片を使った軽やかなスケルツォ楽章。第4楽章はチェロの問いかけと他の楽器の応答で始まり、最後に向かって勢いを緩めず、力強さを増して華やかに締めくくられます。

(文:宗次ホール)




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