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宗次ホールとは



宗次ホールの理念

くらしの中にクラシック

クラシック・コンサートに足を運ぶような人に、凶悪な人や他人を騙してなにか企むような人はいないというのが私の確信です。クラシック音楽を聴いて元気をもらったり、あるいは慰められたり・・・そんな心優しき人が街に増えることで、社会全体もまた「優しい」ものになるでしょう。クラシック音楽の魅力を伝え、広める。そのためには、良質な生演奏に触れていただくことが一番です。それも、心地よい音響を備え、かつ演奏者の息遣いが聞こえるほどの至近距離で楽しめる空間で・・・。

宗次ホールは2007年の創設当初より年間演奏会開催回数日本一を目指し、「もっと身近に、もっと人々の生活の中にクラシック音楽を」と、これまでのコンサートホールにはない手法も取り入れながら、着実に歩んで参りました。クラシック・ファンを増やすことと同時に、ヴァイオリン・コンクールの開催をはじめとした若手演奏家の育成、地元の演奏家の活動の場の拡充にも取り組んでおります。

少子高齢化問題をはじめ、将来にわたっての不安材料が山積するいまだからこそ、人々の心を豊かにする文化に手を差し伸べたい。宗次ホールはクラシック音楽を通じた社会貢献をテーマに、今後も皆様の期待に応える存在でありたいと考えております。

宗次ホール代表の紹介

宗次 德二

1948年石川県生まれ。生後間もなく兵庫県内の養護施設に預けられ3歳で養父母に引き取られるも8歳の時に離婚し養父に引き取られ各地を転々とする極貧生活を送る。17歳の時、偶然テレビで耳にしたメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲に魅せられる。1967年愛知県立小牧高等学校卒業。同年八洲開発株式会社入社。1970年大和ハウス工業株式会社入社。1973年独立し宅地建物取引業を営む。翌年喫茶バッカスを夫婦で開業。1978年カレーハウスCoCo壱番屋創業。1982年株式会社壱番屋を設立し代表取締役社長就任。以後約20年に渡り経営に尽力し、同社を国内外に1000店を優に超えるカレー・レストラン・チェーンに発展させる。
2002年、株式会社壱番屋の役員を返上し経営から離れる(現在は創業者特別顧問)。2003年、社会活動支援を目的としたNPO法人イエロー・エンジェルを設立、理事長就任。2004年、第6回企業家賞受賞。2007年、宗次ホールを設立、代表就任。2012年、名古屋市芸術賞奨励賞受賞。2017年、経済界大賞社会貢献賞受賞。公益財団法人名古屋フィルハーモニー交響楽団理事、社会福祉法人中部善意銀行理事、公益財団法人日本オペラ振興会理事。

宗次ホールの歩み

2003

NPO法人イエロー・エンジェル設立。宗次徳二自宅にてサロンコンサートを開始。

2007

名古屋市中区栄に宗次ホール設立
3月29日オープン 五嶋龍ヴァイオリンリサイタルでこけら落とし
4月 第1回 宗次エンジェルヴァイオリンコンクール開催

建設中
第1回ヴァイオリンコンクール入賞者3人と宗次夫妻(左から 宗次直美、長尾春花さん、須山暢大さん、上敷領藍子さん、宗次徳二)

2008

ランチタイム名曲コンサートに食事セットプラン導入開始。

2009

世界的な舞台で活躍する弦楽四重奏団を集めた「世界のカルテット∽カルテットの世界」シリーズを開始。

2010

スイーツタイムコンサート(13:30開演2000円)を開始。
名古屋開府400周年を記念し徳川美術館との提携企画として7回のコンサートシリーズを実施。
(このほかにもクラシック音楽と多分野のコラボ企画を展開し始める。)
中部国際空港セントレアホール等、様々な外部のコンサート主催者と提携し、企画を提供する取り組みを開始。
第1回「四季の日」コンサートを開催。(11月12日を「四季の日」として日本記念日協会に登録。ヴィヴァルディの「四季」を取り上げる演奏会を毎年実施。)

2011

東日本大震災発生に伴い、各種チャリティーコンサートを実施。
葉加瀬太郎氏、イヴリー・ギトリス氏らが出演。
年間公演回数が300回を超える。

2012

名古屋市科学館のリニューアルオープンとのタイアップ事業として、スイーツタイムコンサート《星空を巡る音楽の旅》を実施。(佐藤卓史:ピアノ/野田学:解説 名古屋市科学館主任学芸員)
第1回宗次ホール弦楽四重奏コンクール開催

2013

NPO法人イエロー・エンジェル創立10周年記念コンサートシリーズ実施。
年間公演回数が400回を超える。
ホールの広報活動に協力するボランティア組織「クラシック音楽広め隊」を開始
アウトリーチ活動を行う「クラシック音楽届け隊」を開始。

2014

貸館事業を停止。主催および共催公演に絞って運営。
コーラスユニット「CoCoRoni(ココロニ)」をテレビ愛知と共同でプロデュース開始。

2015

第1回ツィゴイネルワイゼン・コンクール開催

表彰式での審査委員長 ロビー・ラカトシュ氏と第1位篠原悠那さんの即興セッション風景

2017

開館10周年記念コンサートシリーズを実施。
8月、改修工事実施。
愛知県立芸術大学との共同で、演奏家を目指す学生たちにより実践的なコンサートの組み立て方を学ぶことを目的とした「エマージング・コンサート」を開始。

2018

コンサート実施回数 401回
年間来場者数 73,013人