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演奏家応援企画 第4弾 愛知のプロ・オーケストラ×宗次ホール《いきなり♪コンサート》

《緊急企画》『いきなり♪コンサート』Part 10 中部フィル*クラリネット&弦楽四重奏

20208/1 (土)
14:00開演 13:30開場

出演者
玉井真紀子(クラリネット)、古井麻美子(ヴァイオリン)、綾川智子(ヴァイオリン)、石川園恵(ヴィオラ)、河井裕二(チェロ)
曲目
ヴェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115

新型コロナウィルス感染拡大の影響により、3月からほぼ3ヶ月間、愛知県内に拠点を置く4つのオーケストラは、演奏の機会を失っています。経済的なことも重要な問題ですが、それと同時に音楽家にとって演奏する場が無いということの歯がゆさ、いたたまれなさは、想像するに余りあるものです。

一方、宗次ホールでは、3月以来100公演以上が中止に追い込まれながらも、6月よりやっと段階的にコンサートを再開し始めました。そこで、オーケストラの演奏活動再開が軌道に乗るまでの間、その楽員さんに“いきなり”出演していただいてはどうか、というのがこの企画の発端です。

タイトルの通り、公演実施発表から1ヶ月足らずの超短期間で“いきなり”開催。チラシも無ければチケットも無し。上演1時間休憩なし。お申し込みは基本的にメールフォームで、というシンプルで“いきなり”かつ“粋な”コンサートを目指します。

◆料金 2,000円
 公演当日、入場時に現金または宗次ホールコンサートクーポンで支払い。
 (出来るだけお釣りの出ないようご用意ください。)

◆上演時間 約60分(休憩はありません)



◆ご来場のお客様へのアンケート


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(質問・回答ページが開きます)





◆注意事項
 ○定員 約150名(感染の状況によって、定員が増減する場合があります。)
 ○自由席(分散して着席するため、使用できないお席がございます。)
 ○お客様のご来場状況によっては混雑緩和のため開場時間を早めることがあります。
 ○お客様から申込時に頂いた個人情報は、万一当館が感染経路となった疑いが持たれた場合
  保健所等関係各所に開示される場合がございます。ご了承ください。
 ○館内ではマスクを正しく着用して頂き、適宜 手洗い・消毒の励行をお願いいたします。
 ○お申し込みを多数いただいた場合・・・
  ―定員に達しましたら以降お申し込み受付を終了いたします。
  ―当日券のご用意は確約できません。事前予約にご協力よろしくお願いいたします。

主催:宗次ホール
企画協力:中部フィルハーモニー交響楽団


7月19日(日)10:00より、専用メールフォームで受付開始。 ※同日同時刻より宗次ホールチケットセンターへの電話・FAX・窓口来店でご予約承ります。


『いきなり♪コンサート』7~8月の他公演の予定


 Part 5 7月3日(金)中部フィル:ピアノ三重奏 
 Part 6 7月13日(月)セントラル愛知:弦楽三重奏  
 Part 7 7月16日(木)名フィル:弦楽四重奏
 Part 8 7月19日(日)名フィル:ピアノ三重奏  
 Part 9 7月31日(金)名フィル:弦楽四重奏 
 Part 11 8月11日(火)セントラル愛知:ファゴット&弦楽四重奏  
 Part 12 8月17日(月)中部フィル:弦楽四重奏
 Part 13 8月23日(日)愛知室内:ヴァイオリン四重奏
 Part 14 8月30日(日)名フィル:弦楽四重奏


Part 10 出演者からのメッセージ



皆様こんにちは。
 新型コロナウイルスのパンデミックにより世界中のオーケストラが演奏会を自粛し、我々中部フィルハーモニー交響楽団も3月以降、全ての公演の中止が次々に決まっていきました。
 人命が最優先であり、家族や周囲の命を失わない為なら何にも代えられないという切迫した思いに占められながらも、年単位で続くかもしれない演奏会自粛に、先の見えない長い暗いトンネルに閉じ込められたかのようでした。このまま演奏人生を全うできなくなるかもしれない言い様のない不安に怯えていましたが、偉大な作曲家や巨匠の言葉、芸術家に理解ある国の政府の声明、そして何より、この危機的状況の中であっても、今までと変わらず応援して下さるお客様の音楽愛に溢れる温かい声に励まされ、どれだけ心が救われたか知れません。
 緊急事態宣言が解除されて以降、世の中が新しい生活様式に向かい出し、音楽界も徐々に息を吹き返してきました。いち早く再開の道しるべを提案して下さった宗次ホール様の粋な企画「いきなり♪コンサート」Part 10には管楽器がこのシリーズに初登場します。弦楽四重奏に包まれたクラリネットが愛の歌を奏で、懐かしさと哀愁の漂うブラームスのクラリネット五重奏曲、そしてそのブラームスの影響が見られるヴェーベルン初期の作品で、ロマン派の美しさが味わえる緩徐楽章をお届けします。
 楽しい嬉しい時には喜びを増し、不安な時には元気づけ、悲しみに暮れる時には癒しをもたらす、聴きにいらして下さるお客様にも同じように抱いて頂けたら、それが音楽の持つエネルギーだと、今この逆境において一段と感じています。コンサートホールという同じ空間で、お客様と一体になり気持ちを共有できるよう、我々演奏家も全力で音楽をつないでいきたいと思っています。

綾川智子


曲目について


ヴェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
Anton von Webern (1883-1945): "Langsamer Satz" for String Quartet

 ヴェーベルンはシェーンベルクやベルクと並ぶ新ウィーン楽派の作曲家である。彼は21歳でシェーンベルクに弟子入りし、25歳のときにパッサカリア ニ短調 作品1を作曲し、独立を許される。その後、指揮者として活躍しながら作曲し、戦後の前衛音楽に大きな影響を及ぼした。彼の生前に出版された作品は独立を許されてからのもので、31曲と非常に少ない。シェーンベルクに入門する前後に独力で書かれた作品には番号がなく、彼の死後、研究者によって公開、出版された。弦楽四重奏のための緩徐楽章もその一つである。「ゆっくりと、動きをもった表現で」と指示され、表情豊かな旋律で始まるこの作品は、ブラームスの影響を受けた後期ロマン派的な美しい小品である。
(文:石川園恵)


ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 作品115
Johannes Brahms (1833-1897): Quintet for Clarinet and Strings Op.115

 Ⅰ. アレグロ
 Ⅱ. アダージョ
 Ⅲ. アンダンティーノ
 Ⅳ. コン・モート

 ブラームスは1891年3月マイニンゲンを訪れた際、宮廷管弦楽団の名クラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルト(1856−1913)の演奏にいたく感銘を受けた。この出会いは、創作力の枯渇を感じ引退を考えていた58歳のブラームスの創作力を再び蘇らせ、同年夏に異様な筆の速さでクラリネット五重奏曲を作曲し、同時に三重奏曲、2つのソナタ(1894)など、優れた作品を生み出すきっかけとなった。中でも五重奏曲は規模が大きく、弦楽器との有機的な絡みのうちにクラリネットの広い音域と音色の特性を生かしつつ、円熟した筆使いでブラームスの内なる情熱を表し出した晩年の傑作となった。古典的なしっかりとした構成を用いながらも、ブラームスの晩年の心境が如実に反映され、悲しみと憧れ、ジプシー的色彩、深く静かな抒情性など、しみじみと胸を打つ音楽である。 初演は大成功で全曲を繰り返して演奏されるほどであった。

第1楽章:アレグロ ロ短調 6/8拍子
第1・2ヴァイオリンが3度で弾き始める主題にクラリネットがアルペジオの 上昇音形で加わり自由に展開されるソナタ形式。

第2楽章:アダージョ ロ長調 3/4拍子
 弱音器をつけた弦楽に包まれたクラリネットが憧憬と孤独感を感じさせる愛の歌とも呼ばれる主題を歌い、中間部はジプシー風旋律が即興的に奏でられる。

第3楽章:アンダンティーノ ニ長調 4/4拍子~プレスト ロ短調 2/4拍子
ブラームス特有の舞曲風中間楽章。民謡風の旋律は長調と短調の間を絶えず 揺れ動く優雅なニュアンスに満ちている。プレストはアンダンティーノの主題を用いハン ガリー風とも言われる独特の律動を持つ。  

第4楽章:コン・モート ロ短調 2/4拍子
 主題と5つの変奏。弦楽による哀愁を帯びた民謡風の主題を順次巧妙に変奏した後、第1楽章の主題が戻り、余韻を残しながら全曲を締めくくる。
(文:玉井真紀子)


出演者プロフィール


玉井真紀子(クラリネット)Makiko Tamai
愛知県立芸術大学卒業、桑原賞受賞。桐朋学園大学研究科修了。2005~2007年スペイン・マドリード王立歌劇場マドリード交響楽団研修生として在籍。ジョルジュ・エネスコフィルハーモニー交響楽団(ルーマニア)に招かれ同地にて協奏曲を共演。2001~2004年国際音楽祭MMCK(現MMCJ)、アフィニス夏の音楽祭2014山形、同2017広島など参加。これまでにクラリネットを堀内信彦、黒岩義臣、鈴木良昭、四戸世紀、Vicente Alberolaの各氏に師事。現在、中部フィルハーモニー交響楽団トップ・クラリネット奏者。ドルチェ・ミュージック・アカデミー講師。

古井麻美子(ヴァイオリン)Mamiko Furui
名古屋市立菊里高等学校音楽科を経て東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。チェコ国立プラハ芸術アカデミー(AMU)研究科修了。第46回全日本学生音楽コンクール名古屋大会高校の部第1位。豊田文化奨励賞受賞。室内楽の分野ではラヴェル室内楽作品全曲ツィクルス(全4回)、ブラームス室内楽全曲ツィクルス(全11回)を室内楽集団アンディアーモのメンバーとして行い、名古屋市民芸術祭特別賞、名古屋音楽ペンクラブ賞を受賞。NHK-FM名曲リサイタル、NHK-BS クラシック倶楽部 などに出演。
これまでにヴァイオリンを遠藤和、鷲見健彰、故・伊藤美佐子、北垣紀子、故・田中千香士、故 イジー・トマーシェクの各氏に、室内楽を林俊昭氏に師事。2003年より現在まで中部フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスター、また2008年4月~2010年3月まで大阪交響楽団(旧・大阪シンフォニカー交響楽団)のコンサートマスターを務める。後進の育成にも力を注いでおり、名古屋音楽大学および同朋高等学校音楽科非常勤講師。日本弦楽指導者協会会員。

綾川智子(ヴァイオリン)Satoko Ayakawa
名古屋市出身。4歳よりヴァイオリンを始める。第39回全日本学生音楽コンクール東海大会第1位。桐朋女子高等学校音楽科卒業。桐朋学園大学音楽学部在学中に渡仏。Conservatoire National Supérieur de Musique de Paris(パリ国立高等音楽院)修了。現在、桐朋学園大学附属子供のための音楽教室名古屋教室非常勤講師、中部フィルハーモニー交響楽団アシスタント・コンサートマスター。

石川園恵(ヴィオラ)Sonoe Ishikawa
愛知県立芸術大学卒業。同大学大学院音楽研究科修了。第3回長江杯国際コンクールアンサンブル部門第2位。中部フィルハーモニー交響楽団トップ・ヴィオラ奏者。ザ・ストリングス名古屋団員。

河井裕二(チェロ)Yuji Kawai
同朋高等学校音楽科を経て名古屋音楽大学に特待生として入学。卒業後は、オーケストラのチェロ奏者として演奏をする他、室内楽、ソロでの演奏などでコンサートやイベントに出演するなど、幅広く演奏活動を行っている。これまでに、故 久保田顕、林良一、吉田顯、林俊昭の各氏に師事。現在、中部フィルハーモニー交響楽団チェロトップ奏者。名古屋音楽大学非常勤講師。



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