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演奏家応援企画 第4弾 愛知のプロ・オーケストラ×宗次ホール《いきなり♪コンサート》

《緊急企画》『いきなり♪コンサート』Part 9 名フィル*弦楽四重奏

20207/31 (金)
14:00開演 13:30開場

出演者
【エフ・カルテット】瀬木理央(ヴァイオリン)、安田祥子(ヴァイオリン)、叶澤尚子(ヴィオラ)、幸田有哉(チェロ)
曲目
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 Op.132

新型コロナウィルス感染拡大の影響により、3月からほぼ3ヶ月間、愛知県内に拠点を置く4つのオーケストラは、演奏の機会を失っています。経済的なことも重要な問題ですが、それと同時に音楽家にとって演奏する場が無いということの歯がゆさ、いたたまれなさは、想像するに余りあるものです。

一方、宗次ホールでは、3月以来100公演以上が中止に追い込まれながらも、6月よりやっと段階的にコンサートを再開し始めました。そこで、オーケストラの演奏活動再開が軌道に乗るまでの間、その楽員さんに“いきなり”出演していただいてはどうか、というのがこの企画の発端です。

タイトルの通り、公演実施発表から1ヶ月足らずの超短期間で“いきなり”開催。チラシも無ければチケットも無し。上演1時間休憩なし。お申し込みは基本的にメールフォームで、というシンプルで“いきなり”かつ“粋な”コンサートを目指します。

◆料金 2,000円
 公演当日、入場時に現金または宗次ホールコンサートクーポンで支払い。
 (出来るだけお釣りの出ないようご用意ください。)

◆上演時間 約60分(休憩はありません)



◆ご来場のお客様へのアンケート


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◆注意事項
 ○定員 約150名(感染の状況によって、定員が増減する場合があります。)
 ○自由席(分散して着席するため、使用できないお席がございます。)
 ○お客様のご来場状況によっては混雑緩和のため開場時間を早めることがあります。
 ○お客様から申込時に頂いた個人情報は、万一当館が感染経路となった疑いが持たれた場合
  保健所等関係各所に開示される場合がございます。ご了承ください。
 ○館内ではマスクを正しく着用して頂き、適宜 手洗い・消毒の励行をお願いいたします。
 ○お申し込みを多数いただいた場合・・・
  ―定員に達しましたら以降お申し込み受付を終了いたします。
  ―当日券のご用意は確約できません。事前予約にご協力よろしくお願いいたします。

主催:宗次ホール
企画協力:名古屋フィルハーモニー交響楽団


7月19日(日)10:00より、専用メールフォームで受付開始。 ※同日同時刻より宗次ホールチケットセンターへの電話・FAX・窓口来店でご予約承ります。


『いきなり♪コンサート』7~8月の他公演の予定


 Part 5 7月3日(金)中部フィル:ピアノ三重奏 
 Part 6 7月13日(月)セントラル愛知:弦楽三重奏  
 Part 7 7月16日(木)名フィル:弦楽四重奏
 Part 8 7月19日(日)名フィル:ピアノ三重奏  
 Part 10 8月1日(土)   中部フィル:クラリネット&弦楽四重奏 
 Part 11 8月11日(火)セントラル愛知:ファゴット&弦楽四重奏  
 Part 12 8月17日(月)中部フィル:弦楽四重奏
 Part 13 8月23日(日)愛知室内:ヴァイオリン四重奏
 Part 14 8月30日(日)名フィル:弦楽四重奏


Part 9 出演者からのメッセージ


yuyakoda

 今年はベートーヴェン生誕250周年ですので、奏者として彼の作品を演奏したいという思いがあります。ベートーヴェンは、交響曲第9番を書き終えたあと、弦楽四重奏曲以外ほとんど作曲しませんでした。晩年の5つの弦楽四重奏曲は、彼の総決算の音楽と言えます。
 弦楽四重奏曲第15番は、彼の晩年の弦楽四重奏曲の中で2番目に作曲されました。作曲中に、ベートーヴェンは死を覚悟した病にかかり、そこから奇跡の復活をし、喜び感謝し、新しい力を手に入れます。「病から癒えた者の神性への聖なる感謝の歌」と書かれた第3楽章は、この作品で最も美しく、感動的です。このコロナという苦しい時にこそ、この曲によって前を向ける力になれればと思い、選曲させてもらいました。音楽によって、少しでもお客様の力になれればと願っております。何卒よろしくお願い申し上げます。
幸田有哉


曲目について


ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 作品132 (1825年完成)
Ludwig van Beethoven (1770-1827): String Quartet No. 15 in A minor, Op.132

Ⅰ. アッサイ・ソステヌート ~ アレグロ
Ⅱ. アレグロ・マ・ノン・タント
Ⅲ. 「リディア旋法による、病から癒えた者の神聖へ感謝の歌」:モルト・アダージョ
  ~ 「新しい力を感じながら」:アンダンテ
Ⅳ. 行進曲風に、アッサイ・ヴィヴァーチェ ~ ピウ・アレグロ 
Ⅴ. アレグロ・アパショナート

1824年に「第九」交響曲を完成したベートーヴェンが、その後に最も力を注いだのが第12番から16番までの5曲の弦楽四重奏曲でした。完全な聴覚の喪失、体力の衰え、そして溺愛した甥っ子の自殺未遂など、人生のありとあらゆる苦悩を背負いながらも衰えることを知らない創作意欲は、ついに弦楽四重奏曲の定型である4楽章形式の枠を超え、第15番では長大な第3楽章を中心に据えた5楽章形式となっています。同時期に書かれた他の弦楽四重奏曲と同じように、この作品も最晩年のベートーヴェンが心の赴くままに綴った極めて個人的なメッセージです。ある意味、ベートーヴェンと同じように苦しみ悩む人々に寄り添う音楽である、とも言えるでしょう。なおこの作品の第5楽章は、元々第九交響曲の終楽章として構想されたものでしたが、あの有名な「合唱付き」に差し替えられたというエピソードがあります。
(文:宗次ホール)


出演者プロフィール


【エフ・カルテット】

瀬木理央(ヴァイオリン)Rio Segi

名古屋市立菊里高校音楽科を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。全日本学生音楽コンクール名古屋大会高校の部第1位、大阪国際音楽コンクール高校の部エスポワール賞・大学の部第3位。PMF、小澤征爾音楽塾、アフィニス夏の音楽祭などに参加。日演連推薦・新人演奏会で名フィルと共演。ヴァイオリンを漆原啓子、永峰高志、四方恭子、清水高師、林茂子、故大沢美木の各氏に師事。室内楽にも力を入れており、弦楽器以外にも様々な楽器と共演。現在名フィル第2ヴァイオリン首席奏者。

安田祥子(ヴァイオリン)Shoko Yasuda
名古屋市出身。4歳よりヴァイオリンを始める。名古屋市立菊里高校音楽科、愛知県立芸術大学音楽学部器楽科卒業、同大学大学院音楽研究科博士前期課程修了。第21回日本クラシック音楽コンクール第5位(最高位)。第42回愛知県立芸術大学卒業演奏会に出演。ヴァイオリンを小澤久恵、森下陽子、服部芳子、久保田巧の各氏に師事。現在は東海地方を中心に後進の指導にあたるほか、ソロ、室内楽、オーケストラ等幅広く演奏活動中。セントラル愛知交響楽団契約団員。

叶澤尚子(ヴィオラ)Naoko Kanozawa
福島県いわき市出身。桐朋女子高校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽部門卒業。在学中ヴィオラに転向。第3回横浜国際音楽コンクール弦楽器部門第1位。2013年よりサイトウキネンオーケストラに参加するほか、PMF、東京・春・音楽祭、小澤征爾音楽塾、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀などに参加。ユメニティ直方レジデンスアーティスト。ヴィオラを岡田伸夫、川本嘉子の各氏に師事。現在、名フィル首席ヴィオラ奏者を務めるほか、各地のオーケストラにてゲスト首席奏者としても活動。

幸田有哉(チェロ)Yuya Koda
東京都出身。桐朋学園大学を経て、独ベルリン芸術大学及び同大学院卒業。ドイツ・ディプロム及びドイツ国家演奏家資格取得。第10回イタリア・アルジェント国際コンクール第2位。これまでにチェロを毛利伯郎、マルクス・ワーグナー、マルクス・ニコシュの各氏に師事。室内楽をマルクス・ベッカー、クシシトフ・ヴェグジン、パスカル・ドヴァイヨン、アルテミス弦楽四重奏団の各氏・団体に師事。2010年から名フィル チェロ奏者。


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