感染対策さまざま
公演を再開して3週間が経過しました。実際に始めてみると、感染対策にもいろいろな改善点が見えてきて、毎日が試行錯誤です。そんないまの宗次ホールの日常からいくつか・・・。
現在着席できる席を定員の約半分150席に限定している都合で、座れる席には青いテープを背もたれに貼り、座れない席は紐で縛って座面を倒せないようにしてあります。全国の他のホールの様子を拝見しているとA4かそれ以上に大きな紙に《使用できません!》《ソーシャル・ディスタンスにご協力を》といった表記を席にペタっと貼っているところが主流だと思うのですが、舞台から見たときに「無言の圧」を感じるよね・・・という話で、なるべくさり気なく表示できないかということで編み出したものです。が、やはり「わかりにくい」というお声は少なからず・・・。ということで、使用できない座面を紐で縛った座席に「着席不可」とラベルシールで貼ってみました。この部分は舞台からは見えない位置ですし、お客様にも気づかれやすいかな、と。実際の運用は今日からです。またお客様のご意見をいただいて微調整していきたいと思います。
こちらは何かと言うと、2階席の上方にある音響照明調整室のエアコンの冷気をアルミのダクトで横取りして客席内に持っていこうという苦肉の策です。このエアコン、外気の取り込みもしてくれるので、客席の冷房と換気の補助として演奏していないときには使用しています。宗次ホールは空調が床面からの吹上です。そのため、どうしても2階席は温度も上がりがちなのです。ときには3℃くらい変わります。つまり逆に言えば、冷房が苦手という方は2階席がいいです。
はい。冒頭にも出てきたこれ。いわゆるドアストッパーです。換気のため、そしてお客様が手すりを触れて開閉しなようにということで、いま非常に重要なアイテムとなっているのですが、数年前から当館で使用しているこのドアストッパー、ふと何気なくみたら商品名が・・・
コロナウルトラストッパー
調べてみたら社名がまさに、でした。
是非あやかって、ドアと一緒に感染拡大を止めたいですね!
製造元:コロナ製作所⇒ウェブサイト