再開後、4公演が終了しました
上の写真は本日の名フィル×宗次ホール『いきなり♪コンサート』。やると決めてから本番まで2週間。この短期でどれだけのお客様にお集まりいただけるか、全くの未知数でしたが、おかげさまで定員90名ぴったりの盛況でした。続編のご予約も多くのお客様にお申し込みいただいており、一時は「不要不急」という言葉を突きつけられた生演奏が、いま求められているということを感じています。
営業再開から2週間が経過しました。この期間、中止されてしまった公演のほうが多く、まだまだ「くらしのなかにクラシック」のモットーに沿った開催頻度には至りませんが、感染防止に留意しつつ、コンサートを楽しめる日常にもどりつつある兆しを感じています。
この2週間の間に開催された公演は4公演。いくつか写真で振り返ってみようと思います。
6月3日、再開後の公演初回という重責を果たしてくださった、アンサンブルグループ「ノイエ」の皆様。歌も入る予定でしたが、大事を取って歌は封印しMCでご参加いただきました。フルートはアクリルパネルなどで防護対策をしました。
6月12日、龍笛と琵琶によるランチタイムコンサート。こちらも飛沫防止用の透明パネルをマイクスタンドに吊ったものを設置。自分に跳ね返ってくる音が大きいので、その分を考慮してバランスを作りながら演奏されたそうです。
6月13日、フィドル奏者 悠情さんらによるアイリッシュから北欧民謡を交えてのスイーツタイムコンサート。アイリッシュダンスも入りつつ、ガイドラインに沿った間隔を保っての演奏。悠情さんのトークも透明パネル越しに。(このパネル、舞台側に立ちますと、トンネルに入った電車のごとく、客席が見えなくなり自分ばかりが映るのでやりにくいそうです。)仕事ゼロの状態からやっとこの舞台に立てた喜びを語ってくださいました。とはいえ、まだこの先も中止になってしまった予定が多数だそうです。
そして、6月14日、本日は『いきなり♪コンサート』Part 1 。名フィル団員有志による室内楽コンサートでした。チェロの新井康之さん曰く「久しぶりに演奏したらリハーサルじゃなくてリハビリみたいで」と。30分程度あるアレンスキーのピアノ三重奏曲をじっくりと聴いていただいた後には、バッハのアリアを。お客様の・・・いつもの満席の3分の1とは思えないほどの厚く温かい・・・拍手に応え、バッハのアリアでしみじみと締めくくられました。