スイーツタイムコンサート
幻のヴァイオリンを求めて~日本のヴァイオリン王 鈴木政吉の物語~
2022年
4/10
(日)
13:30開演
13:00開場
- 出演者
- 井上さつき(お話)牧野葵(ヴァイオリン)姫野真紀(ピアノ)
- 曲目
- 山田耕筰:からたちの花
クライスラー:ウィーン奇想曲
サラサーテ:サパテアード
ヘンデル:ヴァイオリンソナタ ニ長調 他
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発売日:2022年3月13日 ちょこっとスムーズ予約可
愛知県立芸術大学 井上さつき教授 退任記念レクチャーコンサート
幕末に名古屋で生まれた鈴木政吉(1859-1944)は、三味線職人から身を起こしてヴァイオリンの製造を始め、量産化に成功しました。政吉は誰からも教えを受けず、見よう見まねで、国産材を使って西洋楽器を作り、それを量産して輸出まで行っていたのです。1920年代半ば以降、政吉は高級手工ヴァイオリン製作にも乗り出し、その楽器は内外で高い評価を得ました。今回、私の愛知県立芸術大学退任記念として、大学所蔵の1929年製の鈴木政吉の名器の音色を直接みなさまに聴いていただく機会ができて、大変うれしく思っています。
井上さつき
井上さつき Satsuki Inoue
東京藝術大学楽理科卒、同大学院修了(論文博士)。パリ・ソルボンヌ大学修士課程修了。3 月まで愛知県立芸術大学音楽学部教授を務める。明治学院大学文学部、東京藝術大学音楽学部非常勤講師。専門は、近代フランス音楽史、日本の洋楽器受容史、万国博覧会研究。
主著 に『パリ万博音楽案内』(1998)音楽之友社、『音楽を展示する―パリ万博1855-1900』(2009)法政大学出版局、『フランス音楽史』(共著、2010)春秋社、『日本のヴァイオリン王―鈴木政吉の生涯と幻の名器』(2014)中央公論新社、『ラヴェル(作曲家・人と作品シリーズ)』(2019)音楽之友社、『ピアノの近代史―技術革新、世界市場、日本の発展』(2020)中央公論新社、『音楽と越境―8つの視点が拓く音楽研究の地平』(監修・共著、2022)音楽之友社、他。NHK-FM『ブラボー!オーケストラ』のパーソナリティも務める。
牧野葵 Aoi Makino(ヴァイオリン)※鈴木政吉作のヴァイオリンで演奏いたします。
3 歳よりスズキメソードにてヴァイオリンを始める。愛知県立芸術大学音楽学部を首席卒業。併せて桑原賞、中村桃子賞受賞。同大学大学院博士前期課程を首席修了。併せて長久手市長賞受賞。大学院在学中、ケルン音楽大学へ留学。
2007 年スズキ・テンチルドレンに選出され全国各地で演奏。第 65 回全日本学生音楽コンクール名古屋大会高校の部第 1 位。第 3 回宗次ホール弦楽四重奏コンクール第 3 位。2018 年 セントラル愛知交響楽団とブラームスの協奏曲を共演。2020 年 愛知県立芸術大学管弦楽団とチャイコフスキーの協奏曲を共演。福本泰之、Skerdjano Keraj、桐山建志、篠崎史紀の各氏に師事。東海、関東地方を中心に演奏活動、オーケストラ客演演奏、後進の指導にあたる。
姫野真紀 Maki Himeno(ピアノ)
京都市立芸術大学を卒業、同大学大学院修了。在学中よりソロ、室内楽の演奏活動をおこなう。日本演奏連盟主催のリサイタル、公募に選ばれフェニックス・エヴォリューションシリーズ「東欧幻想」を開催。岡田加津子、くりもとようこ、櫻井ゆかり各氏の作曲作品展で新作初演をおこなう。17 度の 1 コインコンサートや美術作品とのコラボ「聴くかたち見える音」を開催。2015 年「東京・春・音楽祭」にてヤナーチェク作品を演奏。2017 年ザ・フェニックスホール・レクチャーコンサートシリーズ「クルターグ・テント」にてクルターグ作品を演奏。第 31 回京都芸術祭優秀共演賞受賞。アンサンブル voce 他の合唱ピアニスト、講習会やコンクールの伴奏、管弦楽器、歌のリサイタル共演など、幅広い活動をおこなっている。日進市にて市民講座や「音とつながるコンサート」を継続中。