東森有哉～Prayers～

ヴァイオリニストの東森有哉です。まずはじめに皆さんにお礼と報告をさせてください。 2023年4月8日に僕が10歳でリサイタルデビューの夢を叶えてくださったのは、宗次さんと宗次ホールの皆さんでした。沢山の方々に来てもらえ、応援してくれて、拍手をもらえたことがとても嬉しかったです。僕はデビューリサイタルで募金活動をしました。皆さんからの募金に僕も少し足して7,777円を宗次さんに渡すことができました。宗次さんが支援活動している1つに加えてもらいました。僕の出来ることはまだまだ小さいけれど、これからも世のため人のために僕に何が出来るのかよく考えて活動していきます。本当にありがとうございます。
僕はデビューした後、皆さんの温かい応援が大きな支えになって、新しい一歩を踏み出しました。 基礎を植村太郎先生に教えてもらい始めました。基礎の練習は嫌いでしたが、先生が基礎の大切な理解を深めさせてくれたおかげで、基礎練習が好きになってきました。嫌いなことも苦手なことも挑戦すると好きになったり楽しめるようになることが分かりました。もっと学んでいきます。
それからオーストリア国立ザルツブルクモーツァルテウム大学サマーアカデミーのオーディションに合格できて、またマスタークラスを受けることができました。先生の教えで演奏を磨くことができました。
マスタークラスが終わってからウィーンに少し滞在していました。ウィーンでは大聖堂の前や路上で少し演奏しました。そこにいるお店の人達が僕のことを覚えていてくれて、今度一緒に演奏しようと言ってくれたり、オーストラリアから来たアーティストさんが演奏中の僕の絵を描いてくれたり、宗次さんのように若いアーティストを支援する活動をしているベルギーから来たお兄さんから取材を受けたり、嬉しかったです。その取材で場所を提供してくれた楽器屋さんの家族と仲良くなって、僕みたいに音楽もスポーツも大好きな仲間ができました。僕のためにホームリサイタルを開いてくれて、デビューで演奏したブラームスやベートーヴェンの曲を聴いてもらいました。 喜んでくれてとても嬉しかったです。
僕の2回目のリサイタルはキリル・トルソフ先生が考えて曲を選んでくれました。 そして世界平和の祈りを込めて演奏します。どうか僕と平和の祈りを世界に運んでください。 世界中に明るい笑顔と笑い声が戻ることを祈っています。
東森 有哉

ヴァイオリン 東森有哉 ひがしもり ありや／Aaliyah Higashimori
2012年4月25日生まれ。名古屋インターナショナルスクール6年生、11歳。2018年より日本含む13 ヶ国で39のコンクールにおいて第1位・金賞を32回、第2位、3位、TOP5その他に特別賞14回、聴衆賞2回を受賞。
2022年4月14日ウィーン楽友協会で1位受賞者として滝廉太郎作曲「荒城の月」を演奏、2022年7月1日ポーランド国立ザブジェ管弦楽団とモーツァルト作曲「協奏曲第3番」で共演、2023年4月8日宗次ホールで最年少リサイタルデビュー。現在、キリル・トルソフ氏、植村太郎氏に師事。
使用楽器：Giovanni Battista Rogeri, C1700, Brescia（3/4サイズ、日本ヴァイオリン所有）

ピアノ 川口紗奈江 かわぐちさなえ／Sanae Kawaguchi
3歳よりスズキ・メソードで母親の指導を受ける。 岐阜県鶯谷高等学校音楽科を経て、武蔵野音楽大学器楽科卒業。
2010年草津国際音楽アカデミー J.C.ぺヌティエのマスタークラスを受講、スチューデントコンサートに出演。岐阜にて2010年ランチタイムコンサート「ショパン生誕200年、ショパンの魅力」に出演。2012年東京ピアノコ ンクール審査員特別賞。2012年パリ・エコールノルマル音楽院ディプロマ取得、審査員満場一致の1位(特別賞付き)2012年横浜国際音楽コンクール現代音楽賞。同年パリ・エコールノルマル音楽院留学。2013年パリ・エコールノルマル音楽院室内楽第1位。同年8月帰国。2014年大阪国際音楽コンクールアマチュア部門エクセレントコース声楽金賞ファイナル出場。ヤマハグレード4級取得。2023年ベーテン音楽コンクール連弾部門最優秀賞受賞。
これまでに、猪野純雄、久保下智生、川﨑隆、K.シロウニアン、中沖玲子、ベロニク・ボンヌカーズ、器楽伴奏法を小池ちとせ、 室内楽をモニック・メルシエル、声楽を柴田茂、吉池道子、松波千津子、和声学を柴田恭男の各氏に師事。