世界のカルテット ∽ カルテットの世界 SQ.81
Doric String Quartet ドーリック弦楽四重奏団
2023年
3/5
(日)
14:00開演
13:30開場
- 出演者
- Doric String Quartet ドーリック弦楽四重奏団:アレックス・レディントン(第1ヴァイオリン)イン・シュー(第2ヴァイオリン)エレーネ・クレマン(ヴィオラ)ジョン・マイヤースコウ(チェロ)
- 曲目
- ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 作品18-2
ベルク:弦楽四重奏曲 作品3
スメタナ:弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調「わが生涯より」
世界中の聴衆、批評家を魅了し今、最も注目されているイギリスが誇る名門クァルテット
Doric String Quartet ドーリック弦楽四重奏団
1998年イギリス、サフォークで開催されていた「若い音楽家のためのサマー・ミュージック・スクールの室内楽コース」をきっかけとし結成。2002年からパリにて、アルバン・ベルク四重奏団、アルテミス四重奏団、ハーゲン四重奏団、ラサール四重奏団のメンバー等によるマスタークラスにて研鑽を積んだ。その後もハーゲン四重奏団のライナー・シュミットの下、バーゼル音楽アカデミーで研鑽を積んだ。
2000年ブリストル・ミレニアム弦楽四重奏コンクールで第1位、2007年メルボルン国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門で入賞。2008年には大阪国際室内楽コンクールで1位、イタリアのパオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクールで2位となった。
コンセルトへボウ、ウィーンコンツェルトハウス、 ベルリンコンツェルトハウス、フランクフルト旧オペラ座、ハンブルクライツホール等で演奏、そしてヴィグモアホールには定期的に招かれている。
2010年ニューヨークのフリック美術館、ワシントンコングレス図書館にて衝撃的なアメリカデビューを飾り、2017年にカーネギーホールデビューを果たし、現在は北アメリカ各地に毎年招かれている。
メックレンブルク・フォアポンメルン、ウェストコーク、チェルテンハム、デルフト、グラーフェンエッグ、カーリンティッシャーゾンマー、シエナのインコントリ・イン・テッラ、リゾールとシュヴェッツィンガーなどの音楽祭にてゲスト演奏。イアン・ボストリッジ、フィリップ・ラングリッグ、マーク・パドモア、アレクサンダー・メルニコフ、ピーター・ウィスペルウェイ、ダニエル・ミュラーショット、アンドレアス・へフリガー、チェン・ハレヴィ、エリザーベト・レオンスカヤ、アリーナ・イブラギモヴァ、シェドリック・ティバーエンなどと共演。
最近では、ジョン・アダムスのʻAbsolute Jest“を弦楽四重奏とオーケストラにて披露。ジョン・アダムス指揮でウィーン交響楽団と、コンセルトヘボウにてはオランダ放送フィルと共演、さらにマルクス・シュテンツ指揮のBBCスコティッシュ・シンフォニーと共演した。当作品のレコーディングでは、ピーター・ウンジャン指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル・オーケストラと共演、その演奏は「高貴なロマンとレーザーのような鮮明さ」と称賛、シャンドスからリリースされたCDはBBCミュージックマガジン誌にてレコーディング・オブ・ザ・マンスに選ばれている。
現在もイギリスの主要なホール始め、世界各地の主な音楽祭、著名なホールに頻繁に招かれている。2015年からロンドン王立音楽院にて後進の指導にもあたっている。
2009年ヴィグモアホールのライブ録音にて作成されたCDがグラモフォンのエディター選出盤とされ、2010年からはシャンドス・レコードから定期的にリリース。コルンゴルト作品を収録したファーストCDは、2010年グラモフォンの批評家選出盤とされ、ウォルトン作品のCDは2011年グラモフォンアワードにノミネート。シューマン作品のCDはグラモフォンとBBCミュージックマガジンの月間推薦盤とされ、2012年にグラモフォンアワードの候補に選ばれた。
ハイドンの作品20を収録したCDは、グラモフォンのエディター選出盤と、2015年のグラモフォンアワード候補作品となり、最近リリースしたハイドン作品76のCDは、サンデータイムズに「クリアなセンスと明確さである」と絶賛された。
ヴィオラ奏者の使用楽器は、ブリテンペアーズ財団から貸与されている 1843年製ジュッサーニ(Guissani)は、以前フランク・ブリッジ、ベンジャミン・ブリテンが所持していた楽器である。