デュオ・パッシオーネ

デュオ・パッシオーネ

　人気、実力ともに兼ね備え、今や円熟の域に達しているヴァイオリン礒絵里子と、この10年の活躍が目覚ましく、アルバムを出すたびに高い評価を得ているギター河野智美によるデュオ。たびたび共演を重ねてきた二人であるが、2020年９月、鎌倉芸術館でのコンサート「音楽のチカラ」で の成功がきっかけとなり、万を持して結成される。弓で奏でるヴァイオリンと指で爪弾くギター、十弦で紡ぐ音色で追求するのは、はかなさと情 熱が同居する音楽。二人の確かなテクニックとパッション溢れる音楽性により、心の深淵に触れる優艶な世界を描いていく。

礒絵里子（ヴァイオリン）
　桐朋学園大学卒業後、文化庁芸術家在外派遣研修員としてブリュッセル王立音楽院に留学し、修士課程大賞を受賞し首席修了。マリア・カナルス国際コンクールほか国内外のコンクールで入賞。ソリストとして日本フィル、東京フィル、名古屋フィル、チェコ・フィル、フランダース放送響他国内外のオーケストラと多数共演し、「知性と感性と技術の実力派」と高い評価を得る。宮崎国際音楽祭へは毎年参加、テレビ・ラジオ出演も多く、2010年よりFMヨコハマ「礒絵里子のSEASIDE CLASSIC」のパーソナリティを務めている。ソロ活動に加え、「デュオ・プリマ（神谷未穂 Vl.）」「EnsembleΦ（ファイ）（宮谷理香 Pf. 水谷川優子 Vc.）」「椿三重奏団（高橋多佳子 Pf. 新倉瞳 Vc.）」「デュオ・パッシオーネ（河野智美Gt.）など室内楽でも多彩な演奏活動を展開。(一財)地域創造公共ホール活性化支援事業登録アーティスト、「こどものためのクラシック」登録アーティスト（ソニー音楽財団）としてアウトリーチ活動にも積極的に参加している。デビュー以来11枚のCDをリリース。洗足学園大学講師として後進の指導にもあたっている。
HP：https://erikoiso.jp/

～メッセージ～ 前々回はピアノの田村緑さんとのデュオ、前回は椿三重奏団（高橋多佳子（ピアノ）、新倉瞳（チェロ）で、そして今回はDuo Passioneとして河野智美さんとのアンサンブルを、素晴らしい響きの宗次ホールでお届け出来ます事が本当に嬉しいです。弦を爪弾くギターと弓で擦るヴァイオリンから紡がれる、私たちの愛する名曲たちをお楽しみ頂けたら幸いです。

河野智美（ギター）
　クラシカルギターコンクールで優勝のほか、東京国際ギターコンクール、アジア国際ギターコンクールなど、国内外のコンクールで入賞。2013年『祈りOracion』、2015年ジャズ・クラシック作品集『リュクス』、2017年初のオール・バッハアルバム『ザ・バッハ』、2019年スペイン作品集『ザ・スペイン』をリリース、いずれのCDもレコード芸術誌で特選盤の評価を得る。2020年サントリーホールでのライブレコーディング『アランフェス』をリリース。日本各地の他、ロシア、韓国、中国、タイ、イタリア、ボリビア、オーストリア、スペイン、ベトナムなど各国に招かれコンサートを行う。2019年スペインバレンシア地方のガンディア国際ギターフェスティバル、スペイン最大のホセ・トマス国際ギターコンクールにてユース部門の審査員を務める。日本女子大学人間社会学部現代社会学科卒。日本・スペインギター協会会長代理。昭和音楽大学、並びに自身の主宰する音楽教室にて後進の指導育成にもあたっている。
HP：https://tomomikohno.com/

～メッセージ～ 私にとっては２度目の宗次ホールでのコンサートが、デュオ・パッシオーネとして礒絵里子さんと一緒に実現できてとても嬉しく思っています。ヴァイオリンとギター、全く異なる音色が重なり合うときの響きを体感していただき、自由な気持ちで受け止めていただければ嬉しいです。皆様との間に生まれる、音楽のコミュニケーションを楽しみにしております。前々回はピアノの田村緑さんとのデュオ、前回は椿三重奏団（高橋多佳子（ピアノ）、新倉瞳（チェロ）で、そして今回はDuo Passioneとして河野智美さんとのアンサンブルを、素晴らしい響きの宗次ホールでお届け出来ます事が本当に嬉しいです。弦を爪弾くギターと弓で擦るヴァイオリンから紡がれる、私たちの愛する名曲たちをお楽しみ頂けたら幸いです。