船橋利先 ソプラノ・コンサート

透き通る歌声と力強い響き渡る歌唱力を持つ、数少ないリリックスピントソプラノで、ドラマチック声のヒロイン役まで幅広い役をこなしている。人間の心の奥の喜怒哀楽を体全身で表現するオペラ歌手として評価されている。

船橋利先（ソプラノ）Risun Funahashi
　韓国ソウル出身。韓国ソウル祥明大学校声楽科卒業。日本I.C名古屋日本語学校修了。総合学院専門学校HALコンピュータミュージック科卒業。名古屋芸術大学大学院音楽学部オペラ研究科修士課程修了。オーストリアザルツブルグモーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミー修了。バルバラ・フリットリ、イタリアにてマリエッラ・デヴィーア各氏のマスタークラスを修了。春期岡崎国際声楽アカデミーにて エアフルト国立劇場(ドイツ)の総監督ギュィ・モンタヴォン(Guy Montavon)氏よりディプロマ取得。
　大阪国際音楽コンクール、横浜国際音楽コンクール入賞。2022年岐阜国際音楽祭コンクール声楽専門一位、優秀賞受賞。
　藤原歌劇団デビューコンサート(東京)、藤原歌劇団・日本オペラ協会東海支部発足記念コンサート(御園座)、日本オペラ振興会Winter Concert2020(東京)等に出演。2018年10月31日ザ・コンサートホールにて名古屋市民芸術祭2018参加「崔利先ファーストリサイタル」を開催。2021年5月4日宗次ホール、スイーツタイムコンサート出演、オペラでは、エウロ・リリカ主催オペラ「アイーダ」「トスカ」「タイス」「アドリアーナ・ルクヴルール」いずれもタイトルロール、「アンドレア・シェニエ」マッダレーナ役、「エルナーニ」エルヴィーラ役、名古屋二期会オペラ公演「真夏の夜の夢」蜘蛛の巣、「フィガロの結婚」マルチェリーナ役等で出演。
　声楽をOk-Hyang Sin,Chan-dong Pack,Tea-hyon Kim,中島基晴.Barbara Frittoli.Luca Gorla,Mariella Deviaの各氏に師事。
　2020年より帰化し、活動名を「崔 利先」から「船橋 利先」へ改め活動中。現在、名古屋、東京を中心に演奏活動中。アミーチカント会員。藤原歌劇団団員。

岡本茂朗（バリトン）Shigeo Okamoto
　愛知県立芸術大学卒業、同大学院修了。1992年10月イタリア・リウニーティ劇場にてヨーロッパデビュー。1992年12月にはハンガリー、ブダペスト国立歌劇場にて、[椿姫]ジェルモン役を歌う。その後主要な役でイタリア・サルザーナ市立歌劇場、ブルガリア・ソフィア国立歌劇場、マルタ共和国・アストラ劇場、スロヴェニア・マリボール国立歌劇場など欧州各地の歌劇場に出演し絶賛を浴びる。
　第10回グローバル東敦子賞受賞。2009年イタリア・ピサ市への貢献に対し、ピサ市より白鷲章を授与される。また主宰するオペラ団体「エウロ・リリカ」はその優秀な演奏業績を認められ、2011年第6回名古屋音楽ペンクラブ賞を受賞。2018年3月シチリア、カターニャにて[トスカ]スカルピア役にて絶賛を博す。また2019年5月ウクライナ、ドゥニプロ国立歌劇場へ招聘され高い評価を得る。9月には再びウクライナへ、ハルキウ国立歌劇場にて[カルメン]エスカミーリョ役を歌った。
　今年は1992年のヨーロッパデビューから30年目にあたる。

石山英明（ピアノ）Hideaki Ishiyama
　オーケストラを彷彿とさせる繊細かつダイナミックな表現と、幅広いレパートリーを誇るピアニスト。国立ベルリン芸術大学ピアノ科に学び、在学中より演奏活動を始める。
　近年はオペラ・歌曲の伴奏者として数多くの内外の歌手と共演し、オペラ公演のコレペティトゥールとして数々の公演を成功に招いている。後進の指導も積極的に行っている。内藤忠勝、荒憲一、クラウス・ヘルヴィッヒの各氏に師事。
　現在、桜花学園大学教授。