澤クヮルテット
2022年
8/7
(日)
14:00開演
13:30開場
- 出演者
- 澤和樹、大関博明(ヴァイオリン)市坪俊彦(ヴィオラ)林俊昭(チェロ)
- 曲目
- ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.76-5「ラルゴ」
ウェーベルン:弦楽四重奏曲(1905)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 Op.132
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発売日:2022年5月8日 ちょこっとスムーズ予約可
澤クヮルテット Saw a Quartet
1990年 11月に結成され、91年春のコンサート・ツアーでセンセーショナルなデビューを飾る。以来、現在に至るまでメンバーの交代はなく、不動のメンバーで春秋のツアーを中心に充実した活動を展開している。92年、93年、95年、97年に、20世紀最高の弦楽四重奏団のひとつ、アマデウス弦楽四重奏団メンバーとの共演による “アンサンブル・アマデウス ”演奏会が好評を博する他、イェルク・デームス(ピアノ)、アルフレッド・プリンツ(クラリネット)、ペーター・レーゼル(ピアノ)ら世界的巨匠とも共演を果たす。海外においても、94年、97年、99年に国際交流基金の助成を受けてドイツ・オーストリア・イギリスへの演奏旅行を行い、大成功を収める。結成 10周年の 2000/2001年のシーズンには、ベートーヴェンの弦楽四重奏全曲チクルス(全6回)に取組み、注目を集めた。更に、96年より長岡リリックホールのアソシエート・アンサンブル、97年より豊田市コンサートホール室内楽シリーズのホスト役を務め、様々な企画で内外の一流アーティストと共演を重ねている。また、各地の音楽講習会を通じ、青少年やアマチュア音楽家、若手演奏家の育成にも積極的に取り組んでいる。「イサン・ユン最後の室内楽」、「わが生涯(スメタナ)/アメリカ(ドヴォルザーク)」などのCD録音でも高い評価を得ており、2018年には「シューベルト:弦楽四重奏曲第 13番『ロザムンデ』&第 14番『死と乙女』がリリースされ、レコード芸術誌で特選盤に選出された。
澤和樹(第1ヴァイオリン)Kazuki Sawa
1979年、東京藝術大学大学院修了。安宅賞受賞。80年より文化庁在外研修員としてロンドンにて研鑽を積む。ロン=ティボー、ヴィエニアフスキ、ミュンヘンなどの国際コンクールに入賞。イザイ・メダル、ボルドー音楽祭金メダル受賞などヴァイオリニストとして国際的に活躍。84年、東京藝大に迎えられるとともに本格的な演奏活動を開始。89年、文部省在外研究員としてロンドンの王立音楽院に派遣され、さらに研鑽を重ねる。この時期、アマデウス弦楽四重奏団メンバーとの出会いにより澤クヮルテットの結成を決意する。96より指揮活動を開始し、98年より千里フィルハーモニア・大阪常任指揮者。また、九州交響楽団、東京フィル、日本フィル、札幌交響楽団、紀尾井ホール室内管弦楽団などでも客演し、好評を博する。2004年、和歌山県文化賞受賞。2016年より2022年3月まで東京藝術大学長。英国王立音楽院名誉教授、響ホール室内合奏団ミュージックアドヴァイザー。
大関博明(第2ヴァイオリン)Hiroaki Oseki
1972年国立音楽大学を卒業。在学中にオランダ、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団への入団試験に合格し、卒業後直ちに入団。その後75年ドイツ、マンハイム州立歌劇場管弦楽団、76年バンベルク交響楽団に入団。79年群馬交響楽団にコンサートマスターとして招かれ帰国。80年に始まった草津国際音楽フェスティバルに第1回から参加し、多くの世界的アーティストと共演する。87年群馬交響楽団を退団し、同年より母校国立音楽大学で教鞭を執り、2015年まで同大学教授。2015年まで6年間、東京藝術大学講師。豊田市ジュニアオーケストラ創立以来2017年まで指導者、紀尾井ホール室内管弦楽団団友。
市坪俊彦(ヴィオラ)Toshihiko Ichitsubo
東京藝術大学附属高校、同大学を経て、1992年同大学大学院を修了。大学内にて安宅賞を受賞、藝大フィルとバルトークのヴィオラ協奏曲を共演し、注目される。在学中からの澤クヮルテットの活動に加え、現在は紀尾井ホール室内管弦楽団、東京クライスアンサンブルのメンバーを務めており、ライナー・ホーネック(ヴァイオリン)、アントワン・タメスティ(ヴィオラ)をはじめ、世界的アーティストとの共演を重ねるなど、活発な演奏活動をおこなっている。また今井信子氏主宰の「ヴィオラ塾」や、クープラなどイタリア各地の講習会・音楽祭に講師として招かれる等、後進の育成にも積極的に取り組んでいる。東京藝術大学教授、沖縄県立芸術大学非常勤講師。
林俊昭(チェロ)Toshiaki Hayashi
桐朋学園高校を卒業後、ボストン大学を経て、渡欧。ナヴァラ、フルニエ等の巨匠に師事。サンタ・チェチーリア音楽院を最優秀で卒業。その間、夫人のピアニスト林由香子とのデュオで数多くの国際コンクールに優勝・入賞し、デュオ・ハヤシとしてイタリアを中心に演奏活動を展開。また、ローマ合奏団に2年間在籍し、国立サンタ・チェチーリア管弦楽団で特別契約団員を7年間務める。1987年、大阪フィル首席チェリストに就任し、帰国。第 2~4回「1000人のチェロコンサート」のコンサートマスター。2003年からイタリア各地の国際音楽祭に定期的に招かれ、2011年に長年の活動を賞しイタリア・フェルモ市より「ジョルダニエッロ賞」が授与。2013年にイタリアで「デュオ・ハヤシ国際コンクール」を創設。東京藝術大学チェロ科と室内楽科講師を 18年務め、2022年まで徳島文理大学教授。紀尾井ホール室内管弦楽団団友。