桜井万祐子 × 中井亮一 ジョイントリサイタル

桜井万祐子（メゾソプラノ）
　愛知県出身、名古屋芸術大学卒業。名古屋芸術大学客員教授G.チャンネッラ氏の勧めで 2008年に渡伊。オジモ・アルテ・リリカ・アカデミーを経て2015年国立ミラノ・ヴェルディ音楽院卒業。2012年ルクセンブルク・ネイ・シュティンメン声楽コンクール第3位。L.クーベルリ、A.クピード、黒田安紀子、高橋修子の各氏、演奏解釈を F.ファッブリ、L.アッルーガ、B.ニコリの各氏に師事。2009年イタリアデビュー。ルガーノにて「絹のはしご」ルチッラ、ルクセンブルクにて「フィガロの結婚」ケルビーノ、ミラノにて「リゴレット」マッダレーナ等出演。2014年のプッチーニ音楽祭(伊)で「蝶々夫人」の続編として三枝成彰氏によって作曲された「Jr.バタフライ(伊語版)」において唯一の日本人キャストとしてスズキに抜擢され成功を収める。セビリャ(スペイン)、オペラ・クラシカ・ヨーロッパ(独)にて「カルメン」タイトルロール、韓国・大邱国立歌劇場及びボン歌劇場(独)にて「蝶々夫人」スズキ、オペラエスターテ音楽祭「イル・トロヴァトーレ」アズチェーナ等で活躍。藤原歌劇団では2020年「カルメン」タイトルロールでデビュー。2022年1月には同歌劇団「イル・トロ ヴァトーレ」のアズチェーナ役で出演。アスティ歌劇場及びキアーバリ歌劇場にてヴェルディ「レクイエム」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」、セントラル愛知交響楽団岩倉定期公演、NHKナゴヤニューイヤーコンサート2019、第2回・第6回ガーデングループ Presentsオペラ歌手紅白対抗歌合戦、第9回「全音楽界による音楽会」3.11チャリティーコンサート等に出演。2015年よりミラノのジュエリーブランド「ダニエラ・デ・マルキ」からジュエリー提供を、翌年より小林栄子氏の手掛けるブランド「美・JAPON、美・EIKO」から衣装提供を受ける。
藤原歌劇団団員。

中井亮一（テノール）
　名古屋芸術大学声楽科首席卒業、同大学院修了。NPOイエロー・エンジェル(宗次徳二氏創設)より奨学金を給付され渡伊、スカラ座音楽院オペラ研修所を修了。スカラ座(合唱)、フェニーチェ歌劇場、RossiniOperaFestivalなどイタリア各地で「ランスへの旅」「ドン・パスクワーレ」「椿姫」などのオペラや「ヴェネツィア国際音楽祭」など多くの演奏会に出演。帰国後は藤原歌劇団の主役級テノールとして「魔笛」「タンクレーディ」「セビリアの理髪師」「夢遊病の女」「椿姫」「ホフマン物語」「ファウスト」「夕鶴」「静と義経」などのオペラや、「メサイア」「第九」「カルミナ・ブラーナ」など様々なコンサートで活躍中。本年2月には新国立劇場本公演「愛の妙薬」(ネモリーノ役)で外国人キャストの代役として急遽主演デビューし大きな成功を収めた。東京文化会館、日生劇場、オーチャードホール、日比谷公会堂、紀尾井ホール、新宿文化センター、神奈川県民ホール、所沢ミューズ、浜松芸文、愛知芸文、御園座、ロームシアター京都、南座、大阪シンフォニーホール、いずみホール、兵庫芸文など全国の主要劇場に出演。東京フィル、読売交響楽団、新日本フィル、東響、神奈川フィル、名フィル、セントラル愛知、京響、日本センチュリー、大響、兵庫芸文管(PAC)、広響などオーケストラとの共演も多い。学校アウトリーチ活動、男声合唱団指導及び指揮、コンクール審査員など幅広く活動している。CD「日本の心を歌う」発売中。山口県芸術文化振興奨励賞受賞、同県平生町イタリアーノひらお観光大使。東京桜美林大学声楽講師。名古屋二期会オペラ研修所講師。日本オペラ協会会員。藤原歌劇団団員。

高島理佐（ピアノ）
　東京都出身。藤原歌劇団の数多くのオペラ公演で練習ピアニストとして研鑽を積み、1999年文化庁派遣在外研修員として渡伊。スカラ座の名ピアニスト、ガブリエーレ・ピザー二氏に師事。イタリアオペラの伝統的な音楽表現とコレペティトュールの役割と技術を学ぶ。また、104歳で亡くなるまで歌い続けたイタリアを代表するソプラノ歌手、マグダ・オリヴェーロの下、オペラと声と舞台について幅広い指導を受ける。ミラノのマグダ・オリヴェーロ国際声楽コンコルソを始め多くの国際声楽コンクールの公式ピアニストを務める他、ヨーロッパ各地で数々の演奏会に出演。また現在は講習会やマスタークラスのピアニスト、講師、通訳や、リサイタルの共演ピアニスト等幅広く活動している。藤原歌劇団団員。昭和音楽大学、大学院講師。東邦音楽大学講師。