浜離宮朝日ホールで継続中 田部京子《シューベルト・プラス》連動企画・第9回 最終回
田部京子 ピアノ・リサイタル
2022年
12/24
(土)
14:00開演
13:30開場
- 出演者
- 田部京子(ピアノ)
- 曲目
- ブラームス:4つの小品 Op.119
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第32番 Op.111 ハ短調
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960
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発売日:2022年8月14日 ちょこっとスムーズ予約可
今回は、これまでのシューベルト・プラス・シリーズの中で取り上げた作品も含めて、最終回に聴いていただきたい特別な3曲でプログラミングしました。
生涯にわたり敬愛したクララ・シューマンに贈られ「灰色の真珠」と評されたブラームス最後のピアノ曲「4つの小品」op.119、革新と共に変遷を遂げたベートーヴェン最後のピアノソナタとなった第32番op.111、そのベートーヴェンを崇拝し、自ら松明を持って葬儀に参列した翌年、後を追うように生涯を終えたシューベルトが死の直前に遺した最後のピアノソナタ第21番D.960。
ピアノ音楽の中でも金字塔ともいえるこの3つの晩年作品には、それぞれに人生の濃密な時を経て至った境地が広がり、孤独、苦悩、焦燥、絶望すら時に超越しているかのような静かな諦観、崇高な祈り、希望、慈愛、そして魂の救いを感じます。
遺された傑作に刻まれた楽聖最後のメッセージに耳を澄ませ、皆様にお届けしたいと思います。
田部 京子
田部京子(ピアノ)Kyoko Tabe, Piano オフィシャルHP:http://www.kyoko-tabe.com
東京藝術大学附属高校在学中、17歳で日本音楽コンクール優勝。ベルリン芸術大学に学び、エピナール国際ピアノコンクール、シュナーベル・コンクールにて第1位、ミュンヘン国際音楽コンクール(ARD)第3位など受賞多数。バイエルン放送響、バンベルク響、モスクワ・フィルほかと共演するなど世界のトップアーティストから共演者に指名され厚い信頼を寄せられている。30枚以上のCDをリリース、その多くが国内外で特選盤に選出。『ます&シューマン:ピアノ五重奏曲』(共演:カルミナ四重奏団)がレコード・アカデミー賞を受賞、ほか『ブラームス:後期ピアノ作品集』、『モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、第21番』がレコード芸術誌<リーダーズ・チョイス2012>器楽部門第1位、協奏曲部門第2位に、『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30、31、32番』も<ベストディスク2015>(同誌)に選出。2003年にスタートし大成功を収めているリサイタルシリーズ(浜離宮朝日ホール) は、シューベルト、シューマン、ベートーヴェン、ブラームスなどのシリーズに続き、2016年からスタートした『シューベルト・プラス』シリーズが好評を博している。NHKドラマ「夏目漱石の妻」の挿入曲「シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番」の演奏でも話題を呼んだ。2020年は、ベートーヴェンの2大協奏曲「ヴァイオリン協奏曲ニ長調(ピアノ協奏曲版op.61a)」&「皇帝」を一挙に演奏する特別公演(サントリーホール)を行い、高い評価を得ている。第一線で演奏活動を続ける傍ら、桐朋学園大学院大学教授も務める。現在、日本を代表する実力派ピアニストとしてますます人気を集めている。