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2020.2.22 桐山建志&小林道夫 デュオ・リサイタル



往年の巨匠たちと多数共演を重ねた名ピアニスト、日本のバロック音楽のパイオニアとして87歳のいまも現役で多数の公演をしていらっしゃる小林道夫さんを迎えて、その愛弟子とも言える間柄の桐山建志さんとのデュオ。おふたりともバロック分野の大家ですが、今日のプログラムの前半は特別な趣向・・・バロック音楽をもとにロマン派の音楽家たちがアレンジした、題して「偽バロック」プログラム。途中ヴェラチーニのソナタでは、原曲通りのシンプルな演奏と、様々な和声や装飾が施された後の世の編曲版の聴き比べも楽しく興味深いものでした。後半はベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」。劇的な作品を端正に演奏することで、かえってスケールの広がりを感じさせる演奏。アンコールには、これまた「偽バロック」ということで、バッハの「G線上のアリア」を。



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