2020.2.17 浜野与志男 ピアノコンサート
2011年の日本音楽コンクールで第1位を受賞し、翌年宗次ホールに初登場したピアニスト浜野与志男さん。実に約8年ぶりの再登場。日本とロシアの血を引き、モスクワでも研鑽を積んだ浜野さんらしく、ラフマニノフやショスタコーヴィチといったロシアの作曲家を中心にした骨太なプログラムを演奏していただきました。普段から落ち着いた話し方をされる沈思黙考型の浜野さん。その音楽もまた、外面の派手さよりも、内面の充実をとった重厚なもので、ショスタコーヴィチの最後のフーガの壮大な響きはオルガンのようでした。
5月24日(日)にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター、アルベナ・ダナイローヴァさんとの初共演も決まっています。ご期待ください。