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2020.2.15 ジェローム・ララン サクソフォンリサイタル



フランスのサクソフォン奏者ジェローム・ラランさんは、今回2017年10月以来の登場。ピアニストは宗次ホールで初共演以来、共演を重ねる五島史誉さん。今回はアルト・サックスひとつに絞り、その魅力を最大限に生かした作品をピックアップ。前半は須川展也さんのレパートリーとしても有名なカッチーニの「アヴェ・マリア」とファジル・サイの「組曲」。組曲の方はさすがピアニストとしても卓越した作曲者だけあって、ピアノも大変込み入っていて大変スリリングな作品。

後半には日本の若手作曲家たちの意欲作、石川亮太さんの「日本民謡による狂詩曲」に挾間美帆さんの「ガーシュウィン・メロディーズ」、それにラランさん自身による「ツィゴイネルワイゼン」の編曲版。ツィゴイネルワイゼンは、ヴァイオリンをほぼそのままサクソフォンでなぞった技巧的なもの。アンコールには、昨年8月に急死した親友のサクソフォン奏者原博巳さん(前回の宗次ホール公演で賛助出演していただきました)に捧げる、真島俊夫の「シーガル」が演奏されました。



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