1. トップ
  2. 宗次ホール オフィシャルブログ
  3. 終了公演レポート
  4. 2020.2.5 岸田劉生 没...

2020.2.5 岸田劉生 没後90年記念コンサート /トリオdeブランチ




【出演】
トリオdeブランチ:矢口十詩子(ヴァイオリン)、山本直人(オーボエ)、石川ひとみ(ピアノ)
お話:井口智子(名古屋市美術館学芸課長)

《日本一有名な少女》・・・岸田劉生の“麗子微笑”は、誰もが一度は目にしたことがある
作品でしょう。
かわいいおかっぱ頭に赤いケープ、笑顔を湛えているのに、どこか漂う不気味さ・・・
重要文化財に指定されているこの作品は2/16まで名古屋市美術館で限定公開されており、
今回は他の岸田劉生作品とあわせて投影をしつつ、トリオdeブランチの皆様による素敵な演奏で、
音楽と絵画を楽しんで頂きました。

たった38歳でこの世を去った岸田劉生。
短い人生の中で彼は、娘・麗子を100点以上描いたそうです。
学芸員さんのお話によると、麗子が誕生した日の劉生の日記に、その大きな喜びと
一生この娘を愛していくのだ、という気持ちが綴られているということです。

今回は絵画作品にあわせて、トリオdeブランチさんが日本の曲をメインにして、
プログラミングしてくださいました。
山本さんの楽しいトークで、会場はなんども笑いに包まれました。

学芸員の井口さんがお召しになっていたケープは、麗子のものをお手本に、
美術館の職員の方が手編みで製作されたそう!
アンコールでは モノー:愛の讃歌 が演奏され、矢口さんがサプライズで、
この赤いケープを着用して演奏してくださいました!

ご来場頂きました皆様、ありがとうございました。
まだ実物の麗子微笑をご覧になっていない方は、是非期間中に名古屋市美術館を
おとずれてみてください!












関連記事