2020.2.2 ラファエル・アギーレ ギター・リサイタル
ギターと言えばスペインのイメージがありますが、そのスペインの出身でいま最も輝いているギタリストのひとりがこのアギーレさん。この日のプログラムはすべてスペインの作曲家の作品でまとめたもので、まさに本場の演奏。全く淀みのなく、次々と繰り出される音の数々。ピアニシモからフォルテシモまで、その幅も大きく、ギターひとつでここまでドラマティックな世界を作り出す妙技に聴き入ってしまいます。これでもかと技巧を凝らしたヒメネスの「ルイス・アロンソの結婚式 〜 間奏曲」が終わるやいなやの大喝采は、ギターのソロリサイタルでは異例の盛り上がり。アンコールにはマイヤーズの「カヴァティーナ」とこれぞ定番「アルハンブラの思い出」の2曲。CDが飛ぶように売れ、サイン会に長い列が伸びていました。