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2020.1.16 原裕子(ヴィオラ)& J.ケラーマン(ギター)デュオ



ドイツのブレーメンを拠点に欧州各地でソロに室内楽にと活躍中の原裕子さんと、ある音楽祭で共演して意気投合したというスウェーデンのギタリスト、ジェイコブ・ケラーマンさんのデュオ・コンサート。憂いを秘めたヴィオラと巧みに音楽の流れをコントロールして緩急自在なギターのアンサンブル。シューベルトの「冬の旅」からの1曲《春の夢》での劇的な変化にはどきっとさせられるものがありました。メインのアルペジョーネ・ソナタもまさに物を語るがごとく。アンコールとして演奏された「五木の子守唄」もしみじみと心に染み込むものがありました。

なお、この日はケラーマンさん持参のスピーカーシステムを使用し、ごく僅かに音量を増幅しました。このスピーカーはケラーマンさんの楽器の製作家が作ったものだそうです。



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