酒井淳さん、久しぶりの名古屋公演 【8/20】
名古屋出身、スズキメソードでチェロを始め、
その後アメリカ、そしてパリへ移りながら研鑽を重ねた酒井淳さん。
久しぶりの地元名古屋でのリサイタルということで、
スズキメソードの先生、生徒さんを始め、多くのファンのお客様が集まりました。
ピアノは原田綾子さん。お2人が共演するのは初めてのことだそうです。
でもお2人には室内楽ホールの草分け、名古屋丸の内にあった「スタジオルンデ」さんが行っていた
若い演奏家に対する支援「ルンデあしながクラブ」の常連だったという共通点があります。
ヴィオラ・ダ・ガンバやバロック・チェロも操り、
最近では指揮者活動も初めた酒井さん。
リハーサル中でもちょっとした提案で音楽が変わっていきます。
足元にも注目。珍しくエンドピンは木製で単にねじ込むだけ。
長さを調整することができないのでピンを受ける受け皿の下に
スポンジのようなものを重ね、その厚みで高さ調整をしていらっしゃいました。
本番です。前半はバッハ、ベートーヴェン
後半はフランス音楽。
盲目の作曲家ヴィエルヌが心で見た風景を描いた「異国の夜景」など
珍しくも美しい作品をプログラムに盛り込むところに酒井さんのセンスが光ります。
宗次代表と。
(スタッフ/にしの)