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完売御礼! ミケランジェロ弦楽四重奏団と中木健二さんの共演 【8/16】


お盆の真っ只中に行われたミケランジェロ弦楽四重奏団の演奏会。
ヴィオラの今井信子さんを中心に、百戦錬磨の名手が集ったクァルテットで
デビュー直後から高く評価されてきました。

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この名古屋での演奏会は、
ミケランジェロ弦楽四重奏団がサイトウ・キネン・フェスティバル松本に
急遽出演決定したことに伴い実現したものです。
そして名古屋と松本で同じプログラムを演奏することが先に決まっていたのですが、
問題は、後半のシューベルトの弦楽五重奏曲。
松本では原田禎夫さんと共演することが既に決定。
でも原田さんのスケジュールの都合で名古屋には出演できない・・・。

そこで、宗次オーナー(NPO法人イエロー・エンジェル)から
楽器の貸与を行っている縁のある、現在ボルドー国立歌劇場で首席チェロ奏者を務める
中木健二さんに共演を打診。快く引き受けていただくことが出来ました。

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リハーサルでのフランス・ヘルメルソンさんと中木さん。
チェロ同士の会話。フランスさんは中木さんのチェロに興味深々
「この楽器はどういう楽器なの・・・」といった話をしてました。

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さて本番。
東京、大阪での演奏会を行わないという稀少性ゆえでしょうか。
宗次ホールがオープン以来初めて、弦楽四重奏の公演が完売するという事態になりました。
前半はクァルテットだけで
ハイドンの「日の出」とショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第3番。
ショスタコーヴィチの後、満席の客席がシーンとなり、その後に盛大な拍手が。

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後半が中木健二さんが加わってのシューベルト。
長大な作品ですが緊張感を維持したまま。
中木さんが大先輩たちと一緒に対話し作り上げていく様子もまたよかったと、
終演後にご来場のお客様から感想を頂きました。
ご本人はリハーサルのときに「ものすごく緊張します・・・」と仰っていたのですが、
本番はさすが。しっかりと一体化していました。

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満席の客席から暖かい拍手。
アンコールは無し。この充実したシューベルトの後には、何も演奏できないよね、と。

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アンコールは有りませんでしたが、
サイン会を行いました。多くのファンが演奏者とのつかの間の交流を楽しみました。

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サイン会が終わって・・・
皆さんホワイエで販売している中古CDが気になる様子。
「あ、この録音のときオーケストラのメンバーで弾いてたかも」という話も。

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最後に宗次オーナーと記念撮影です。

(スタッフ/にしの)


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