ヴィオラの期待の星!【大野若菜ヴィオラコンサート 1/19】
NPO法人イエローエンジェルでは、ヴァイオリン以外にも様々な楽器を貸与しています。
その他「青少年に楽器を送る運動」として、
プロを目指して日々努力しながらも、
個人では楽器が買えないと悩む吹奏楽部で頑張る子供たち、
あるいは所有楽器の老朽化に悩む学校に対して、
その購入に対して助成を行うなどの活動を行っています。
2012年8月の記事「楽器を贈る運動」の贈呈式レポート
この日のランチタイムコンサートは、
現在同NPO法人が唯一所有しているヴィオラの貸与者、
一昨年のブラームス国際コンクールでまだ高校生ながら優勝した
大野若菜さんが宗次ホールに初登場。
ピアノは大野さんの高校の先輩、現在はパリに留学中の永井基慎さん。
ほんわかしたお話ぶり。
初々しいように見えて、楽器を弾きだすと人が変わったよう。
さすが今井信子さんが認めただけの実力者です。
この楽器。ドメニコ・モンタニアーナ作で、
イエロー・エンジェルからは
同じ製作者のヴァイオリンが現在宮本笑里さんに貸与されています。
師事している先生(ベルリンフィル奏者)が「すごい楽器だ!」と言って
大野さんをいろいろなところに連れまわしては楽器を弾いて見せて・・・と、
ベルリンフィルの奏者の間でも話題になるくらいの楽器らしいです。
どんな楽器かな?
この角度では分かりづらいですが・・・
このf字孔周りのふくらみ、湾曲がとても大きくて
いかにも艶めかしい感じ。
終演後お客様がサインをお求めになる光景も。
数年後、数十年後に価値が出るかな??
「1時間のランチタイムコンサートではもったい無い」
というご意見も頂戴しました。
アンコールは宗次代表のリクエストにお答えして
シューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」から第2楽章。
「いつかまた演奏してくれるときには全曲聴きたいね!」とご満悦の代表。
今後が楽しみな若手が、
またひとり、イエロー・エンジェルの楽器貸与リストに加わりました。
(スタッフ/にしの)