中木健二さんのプロデュースで弦楽六重奏
8月18、19日の週末は
岡崎市の出身で現在フランスのボルドー・アキテーヌ管弦楽団の首席を務める
チェリスト、中木健二さんの初めてのプロデュース企画。
芸大時代の仲間たちなど、中木さんが一緒に室内楽をやりたい!という同世代のメンバーが集い
まさに一期一会の演奏会になりました。
ホールでも入念なリハーサル。
ほとんど休憩を取らず、本番間際になっても細部に至るまで議論を重ねながら練り上げていました。
18日はスイーツタイムコンサート。
メンバーのトークを交えながら、そして弦楽三重奏、弦楽四重奏といった編成も交えて
弦楽のアンサンブルの醍醐味を伝えようという企画でした。
左:白井圭さん(ヴァイオリン) 中:小峰航一さん(ヴィオラ) 右:中木健二さん(チェロ)
「ウィーンを廻る」というサブテーマに沿って
モーツァルト、シューベルト、リヒャルト・シュトラウス、シェーンベルクなど
ウィーンゆかりの作曲家の作品を取り上げました。
そこでここは一つ、昨シーズン、ウィーン・フィルの中で契約団員として演奏していた白井さんに
お話していただこう、というところ。
左:戸島さや野さん(ヴァイオリン) 中:森山涼介さん(チェロ) 右:大島亮さん(ヴィオラ
モーツァルトのディヴェルティメントの演奏中。
戸島さんは名古屋、森山さんは豊田のご出身でもあります。
これは舞台袖に置いてあったどなたかからの差し入れ・・・
「クッキー六重奏」でした。
こちらは翌日のメイン、シェーンベルクの「浄夜」の演奏を終えた後の
カーテンコール。
メンバーの皆さんは本番の1週間前から
じっくりとリハーサルを行い、充実した音楽作りをしてきたとのこと。
久々に顔を合わせるメンバーとの、まるで学生時代に戻ったかのように
音楽に浸った時間は、各々の演奏者にとっても特別な思い出となったようです。
撮りますよー。
またこのメンバーで集まることができるかどうかわかりませんが、
こうした宗次ホールならではのメンバーによる室内楽が
今後も継続できると良いなぁと思っています。
(スタッフ/にしの)