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トロンボーン・デュオ たましみず 


7月18日の「トロンボーン・デュオ たましみず」の演奏会の模様です。
トロンボーン2人とピアノというのはなかなか珍しい演奏形態で、
このために書かれた曲、というのはそう多くありません。

しかしトロンボーンは元々が教会でコラールを奏でる楽器、
ドイツ語ではポザウネと言い、語源は「天使の声」というくらいですから
ソロだけではなく、いわゆる「ハモリ」を楽しめる
デュオやカルテットに向いています。

宗次ホールはこじんまりとしていますので
金管楽器はウルサイのではないかと思われる方もいらっしゃると思いますが、
案外天井の高さや宗次ホールの秘密兵器(?)残響可変幕の適切な使用によって
この空間にあわせた適切な音場を作り出すことが出来ます。

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リハーサル風景です。なかなか珍しい配置。
トロンボーンの音圧に負けないように、
ピアノを斜めにして、音の飛び方を調整しました。

本番はこんな感じ・・・

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清水真弓さん(オーストリア:リンツ・ブルックナー管弦楽団首席奏者)


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玉木優さん(東京佼成ウィンドオーケストラ奏者)


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ピアノはベルリンに在住でコレペティトゥアとしてご活躍の
沢野智子さん。トロンボーン作品のピアノパートをレパートリーとしている方は
本当に貴重な存在だと思いますが、今日も全プログラムにわたって大活躍でした。

メインのアレンスキーはもともとヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重奏ですが
ヴァイオリンのパートと元々のチェロのパートをトロンボーン2本に巧妙に練り直して演奏。
しかし30分を超える大曲をこのスタイルで演奏し続けるのは凄い!!


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終演後のロビーにて・・・


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記念写真です。

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ホールにもサインをいただきました。

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この先の宗次ホールでは
9月17日(月・祝)には
「ウィーン・トロンボーン四重奏団」の演奏会も予定されており、
再びこの楽器の妙技が楽しめそうです。

ウィーントロンボーン(表)mini


(スタッフ/にしの)


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