ヤマハピアノの保守点検(1)
今日は当館ステージに2台あるピアノのうちの片方、
ヤマハ・コンサート・グランドピアノCFⅢ-Sの保守点検でした。
保守点検では普段の調律ではなかなかチェックできない細かなところまで
分解して清掃、状態確認をします。
作業してくださったのは
エプロンがかわいらしい調律師の佐橋さんです。
(顔出しOK頂きました。)
まずは鍵盤とハンマー全体(アクションと呼ばれる)の部分を
ずるずる・・・と引き出して机の上に置きます。
ピアノ本体はこのとおり、がらんどうです。
ハンマーのフェルトの磨耗具合を確かめています。
良く使う中音域とあまり使わない高音・低音(要は端っこのほうの音)では
磨耗度合いが変わってきますので、それをひとつひとつ確かめながら削って調整します。
ハンマーの乗っている部分を取り外して、掃除機でホコリを吸い取ります。
このとおり鍵盤も外してしまいます。
後でどの順番だったか分からなくなるといけませんので
順番どおり、空いているピアノ本体に並べて置いています。
(なかなかこの図、ガタガタに並んだ鍵盤がユーモラスだと思いませんか?)
長くなってきましたので(2)に続きます
(スタッフ/にしの)