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アイルランドと日本のうた/名倉亜矢子さん&金子浩さん


3月6日のスイーツタイムコンサートは
「アイルランドと日本のうた」をテーマに
ソプラノで、宗次ホールではおなじみのアカペラグループ「AURA」の
歌唱指導も担当している名倉亜矢子さん。
そしてブリュージュ国際古楽コンクールにも入賞するなど
日本でも指折りのリュート奏者、金子浩さん。
お二人のデュオコンサートでした。

お二人の登場は2010年以来、2度目。

早速珍しい楽器紹介。
こちらがリュートです。

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低音と高音でそれぞれ弦を張る場所が違っていて
糸巻きの場所が2段構えになっています。
最大21本の弦が張れる仕様の楽器ですが、この日張ってあったのは14本。
高音部分は同じ音を2本の弦で「ダブル」で張れるんだそう。
音量は出ますがその分音程はシビアになるため
歌の伴奏のときは「シングル」にしているんだそうです。

横から見てみましょう。

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こんなに浮いています。
次は正面から。

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弦を押さえる指板にはフレットがついていますが
今のギターと違って紐のようなものがキツく巻かれているだけです。

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リュートといえばその美しいフォルム。
板を貼り合わせたこの楕円の形状。
楽器の発祥はペルシャでその原型をウードといいます。
これがシルクロードを東へ西へと伝わり、
西はリュート、東は琵琶になりました。

音孔の美しい透かし彫りはペルシャ風のようにも見えます。

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金子さん、ウクレレを取り出しました。
これがまたいい音!(中古で買ってきた適当な楽器、とのことですが。)
リュート風にぽろんぽろんとルネサンスの楽曲をウクレレで弾いてしまいます。
(金子さん曰く「人生これひとつあれば楽しいですよ~」とのこと。確かに・・・)

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さあ本番・・・
こういう「かそけき」音の楽器では宗次ホールの音響の特長が良く出ます。

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ホワイエにはアイルランドの紅茶やお菓子の販売、プレゼントをご用意しました。
これもスイーツタイムコンサートならではのお楽しみ!

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ずらっと並んだカステラ風アイリッシュケーキ。

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お値打ちでおいしい紅茶の数々。

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終演後はサイン会。CDもなかなかの売れ行き。
演奏会にはこの地方を拠点に活躍する(宗次ホールにも度々ご登場いただいています)
中国琵琶奏者のティンティンさん、そして中国笛奏者のリューイーさんも・・・

琵琶とリュートの話で盛り上がっているみたいです。

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最後に客席をバックに記念撮影。

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(スタッフ/にしの)


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