一昨日、宗次ホール初登場の神尾真由子さんのリサイタル。
ヴァイオリンの貸与が始まったご縁によるこのリサイタル。
神尾さんの人気を示すかのように、発売後早い段階で完売の人気ぶりでした。
ピアニストは神尾さんと同じ年のチャイコフスキー国際コンクールで最高位のミロスラフ・クルティシェフさん。
お二人の共演は、室内楽的な対話というよりも、ソロとソロが衝突して新たな光を放っているかのよう。
また後半の近現代作品では、作品のキャラクターを曖昧さなく、はっきり端的に演奏で表現され、音楽の難解さよりも心地よい緊迫感が印象に残りました。
アンコールは本編最後の「ポーギーとベス」と同じく、ハイフェッツの編曲による「剣の舞」と「ホラ・スタッカート」。
終わってみれば2時間を超えるリサイタル。
当日中に名古屋を離れなくてはならないタイムリミット迫る状況の中、神尾さん、クルティシェフさんには、ギリギリの時間までサイン会に応じていただきました。