4/17 アンドレ・ラプラント ピアノリサイタル
昨夜は、40年ぶりに来日したカナダの知られざる名手、アンドレ・ラプラント(Andre Laplante)氏のピアノリサイタルでした。
注意深くコントロールされた音で描かれたショパンのソナタ第2番は、苦しいほどに重い葬送、死の影、時折立ち上る色香、寒々しく駆け巡る終楽章プレスト…深く、印象的な演奏でした。
説得力のあるリストを経て、アンコールはシューマン 子供の情景より第1曲。
日本を離れるまでに「根付」を購入したい、とお話されていました。
“日本の文化、職人芸、物づくりのプロ意識。こういったものを私は本当に尊敬するし、素晴らしいと思っています。日本の文化を大切にしてね” と。
その音楽に向きあう姿勢、理想を常に高く持ち続ける職人のような氏から、たくさんのことを教わったような気がします。
“Thank you so much for a warm welcome! Great Piano and hal!”