2/7 「アルゼンチンの国宝」ファン・ファルー氏に寄せて
ギタリストの谷辺昌央さんより、
ファン・ファルーさんについての文章をおよせいただきました。
とても興味深いお話です。
ぜひお読みくださいませ!
ファン・ファルーは、アタウァルパ・ユパンキと並び称せられたアルゼンチン・フォルクローレ(民族音楽)の巨匠、エドゥアルド・ファルーの甥で、アルゼンチンの国宝と言うのが決して誇張ではない、アルゼンチン・フォルクローレの現代最高の巨匠です。
彼はとても興味深い人物です。
1970年代後半から80年代初頭ににアルゼンチンが軍事独裁政権下にあった当時、
ブラジルに亡命して軍事政権打倒のための活動の主要なメンバーとして、
活動をしていました。
そして軍事政権を倒したあと、彼の仲間たちは新政権を作りましたが、
彼はいちフォルクローレ・ギタリストに戻り、演奏活動を始めました。
まるで明治維新で倒幕に成功した後、在野で活動し続けようとした坂本龍馬のような人物です。
その後もアルゼンチン政界の著名人として、
テレビで政治的な発言をしたりもしています。
彼はアルゼンチン文化省に働きかけ、
『世界のギター』と言うギターフェルティバルを立ち上げ、
その音楽監督になっています。
これはアルゼンチン全国の70もの都市で2週間ほどにも渡り開催される、
文字通り世界最大のギター・フェルティバルです。
200人ほどのギタリストが出演します。
ファン・ファルーの名声で、このフェスティバルが上手く運営され、
ヨーロッパなどから招聘したアーティストを地方の小さな町まで派遣する事が出来るのです。
私も2008年にこのフェスティバルに出演しました。
その時はブエノスアイレスをはじめ5箇所の都市でコンサート・ツアーをしました。
フォルクローレのギタリスト達は、
自作品の出版ということには長く興味を示さなかったのですが、
彼は自作品の出版を積極的に行った最初の人物です。
彼の弾き語りは、とても味わいのある深い声です。
また即興演奏の名手でもあり、まさにフォルクローレの真髄を聴く、と感じます。
いかがでしたでしょうか?
公演の概要は以下のチラシをご参照くださいませ。
まだまだお席、ご準備できます!
文章をおよせくださった谷辺さんは、2月24日(土)にご出演予定です!
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