え、ほんと??ベートーヴェンの真実~2~
新型コロナで大変な中、お仕事に行かなければならない方、
自宅滞在でストレスフルな毎日を送っている方、
皆様それぞれに困難を抱えておられることと想像いたします。
この時期テレワークの方もいらっしゃるかと思いますが、
自宅での仕事や勉強って、けっこう難しい。
ベートーヴェン達作曲家も自宅で創作活動を行っていたわけですが、
芸術家達は独特の規律をもって生活を送っていたようです。
ヘミングウェイは超朝型、同じく作家のフランツ・カフカも早朝と夜10:30以降のみ
執筆活動に専念。(日中は、保険局で働いていました。)
アメリカの詩人ウォレス・スティーヴンズも保険会社の重役兼詩人でしたが、
「昼の仕事を持てたことは、私の人生に起きた最良の出来事だ。
規律と規則正しい生活をもたらしてくれたからね」と残しています。
ベートーヴェンも、昼間の仕事(ピアノレッスン)はあまり好きではなかったようですが、
生活の為に続けていました。その、生活ルーティンは?
こだわりの珈琲を淹れた後は、休憩を挟みながら14時頃まで作曲。
お散歩、大好き!
休憩時間にはいつも散歩を楽しんたベートーヴェン。むしろ、散歩の中でアイディアを
得ていたようです。いつもポケットに鉛筆と五線譜を入れ、浮かんだアイディアを書きとめました。
散歩に頻繁に出たと思われる暖かい季節には、より多くの作品が生み出されています。
他にもマーラー、サティ、チャイコフスキーなども散歩を日課としていました。
特にチャイコフスキーは「一日必ずピッタリ2時間の散歩」と決めていたようで、
2時間に数分足りず家に帰り着いてしまっただけでも、身に不幸が起こると信じていたそう。
夜はあまり仕事をせず、遅くとも22時には就寝
晩御飯はスープや昼食の残りなど軽いもので済ませ、ワインやビール、
食後の煙管(きせる)をたのしんでいました。
部屋は汚いが、お風呂大好き!
ベートーヴェンは片づけが苦手で、部屋が散らかると新しい所へ引っ越す、
ということを79回も繰り返します。しかし潔癖症ともいえるほどに入浴をしていました。
ちなみに数学が大の苦手!
11歳で学校へ通うのを辞め、音楽で家計を支えていたベートーヴェン。
かけ算やわり算を学ぶことができませんでした。「算数が全く出来ない、無能な
ビジネスマンだ」と自らを表現している手紙も残っています。
例えば60×52を計算するためには、60を52回書いて数えていた、とか(ほんとかしら?)
おまけ・・・
こちらに、作曲家や作家達の1日をグラフにした興味深いウェブサイトがあります。
【有名クリエーター達の生活パターン】
https://podio.com/site/creative-routines
リンク先に飛んで、グラフ上にカーソル(またはタップ)を合わせると、
詳細を読むことができます。
ヴォルテールは睡眠4時間!オノレ・ド・バルザックは夕方6時には寝て、朝1時には
起きてたんですねぇ・・・W・H・オーデンは朝珈琲とクロスワードパズルがお決まりだったよう。
みなさんの「ONスイッチ」はなんですか?