仲道郁代 ピアノ・リサイタル「シューベルトの⼼の花」
2024年
10/12
(土)
14:00開演
13:30開場
- 出演者
- 仲道郁代(ピアノ)
- 曲目
- シューベルト:4つの即興曲 D899 Op. 90
シューベルト:4つの即興曲 D935 Op.142
シューベルトの心の花
私たちは知っている
自分という灯が いつか消えゆくことを
ここに在ること
感じていることの
輝かしさを 愛おしさを
哀しさを知っている
シューベルトは
在ることのその先へ 憧れを見た
透明な憧れを
彼が紡いだ音の一つ一つは
花弁となり
彼の心に 私たちの心に
幾重もの花がひらいていく
仲道 郁代
仲道郁代(ピアノ)Ikuyo Nakamichi, Piano
桐朋学園大学1年在学中に第51回日本音楽コンクール第1位、増沢賞を受賞。ミュンヘン国立音楽大学に留学。ジュネーヴ国際音楽コンクール最高位、メンデルスゾーン・コンクール第1位メンデルスゾーン賞、エリザベート王妃国際音楽コンクール入賞。88年に村松賞、93年にモービル音楽奨励賞を受賞。古典派からロマン派まで幅広いレパートリーを持ち、日本の主要オーケストラはもとより、海外のオーケストラとの共演も数多く、人気、実力ともに日本を代表するピアニストとして活動している。これまでにサラステ指揮フィンランド放送交響楽団、マゼール指揮ピッツバーグ交響楽団、バイエルン放送交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ズッカーマン指揮イギリス室内管弦楽団(ECO)、フリューベック・デ・ブルゴス指揮ベルリン放送交響楽団、P.ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団と共演。99年にはカーネギーホールでリサイタル・デビュー、2001年にはサンクトペテルブルグ、ベルリンでコンチェルト・デビュー。05年には、英国チャールズ皇太子夫妻ご臨席のもとウィンザー城で行われたイギリス室内管弦楽団(ECO)主催の「結婚祝祭コンサート」に出演。室内楽ではストルツマン、ハーゲン弦楽四重奏団、ブランディス弦楽四重奏団、ベルリン・フィル八重奏団、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団等と日本ツアーを行った。
近年では、2022年12月にブダペストのリスト音楽院でヤーノシュ・コヴァーチュ指揮ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団と、そして2023年4月にはケン・シェ指揮バンクーバーメトロポリタンオーケストラと共演し高評された。
CDはソニー・ミュージックレーベルズと専属契約を結び、レコード・アカデミー賞受賞CDを含む「仲道郁代ベートーヴェン集成~ピアノ・ソナタ&協奏曲全集」や、「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集」「シューマン:ファンタジー」「ドビュッシーの見たもの」など多数リリースしている。著作には『ピアノの名器と名曲』『ショパン鍵盤のミステリー』『ベートーヴェン鍵盤の宇宙』(ナツメ社)、『ピアニストはおもしろい』(春秋社)等がある。
2018年よりベートーヴェン没後200周年の2027年に向けて「仲道郁代 The Roadto 2027 リサイタル・シリーズ」を展開中。
一般社団法人音楽がヒラク未来代表理事、一般財団法人地域創造理事、桐朋学園大学教授、大阪音楽大学特任教授。令和3年度文化庁長官表彰、ならびに文化庁芸術祭「大賞」を受賞。
オフィシャル・ホームページ https://www.ikuyo-nakamichi.com
*「仲道郁代 The Road to 2027 リサイタル・シリーズ」 は、2024年より宗次ホールでも開催いたします。
仲道郁代がベートーヴェン没後200周年と自身の演奏活動40周年が重なる2027年に向けて企画した、10年にわたるリサイタルシリーズ。ベートーヴェンを核に据えた[春のシリーズ]とピアニズムの新境地に挑む[秋のシリーズ] からなる。2021年秋のシリーズ「幻想曲の模様」(東京文化会館)は令和3年度文化庁芸術祭「大賞」を受賞した。