【残席僅か】池田京子 ソプラノ・リサイタル ―演奏活動40周年記念―

池田京子（ソプラノ）
　名古屋市生まれ。東京藝術大学声楽専攻卒業、同大学院独唱科修了。文化庁オペラ研修所を修了後、ドイツ政府給費留学生としてシュトゥットガルト国立芸術大学に留学。シューベルト国際歌曲コンクール第3位入賞し、ディプロマを取得。留学中は数々の国際音楽祭やガラ・コンサートに出演し、新聞各紙からもその音楽性と歌声を高く評価された。帰国後のリサイタルに対し、第1回名古屋市民芸術祭賞(音楽部門)が授与されている。「NHK・FMリサイタル」「題名のない音楽会」等の放送をはじめ、サヴォンリンナ国際オペラフェスティバル(フィンランド政府招聘)、日生劇場国際児童フェスティバル、名古屋国際室内楽フェスティバル、文化庁芸術祭等に出演する一方、オラトリオ歌手としてベルリン交響楽団、東京交響楽団、日本フィルをはじめとする国内外のオーケストラ、指揮者と共演を重ねている。
　2003年愛知県芸術文化選奨を受賞。文化庁芸術家海外派遣研修員として渡米。インディアナ大学においてゲスト・リサイタルを開催。2007年にはセントラル愛知交響楽団の内モンゴル公演(中国政府招聘)において、日本の歌を共演した。同年名古屋市芸術奨励賞を受賞。CD「日本のうた」は「レコード芸術」にて準推薦として取り上げられ、「どの曲も柔軟な日本の抒情の良質なエッセンスに溢れている。」と高い評価を受けている。
　現在、東京二期会、CBCクラブ、ANET各会員、椙山女学園大学特命教授、武蔵野音楽大学講師、信州大学名誉教授。

［ゲスト出演］末吉利行（バリトン）
　東京藝術大学声楽専攻卒業、同大学院オペラ科修了。畑中良輔、平野忠彦、田中万美子、河合武彰の諸氏に師事。バッハの受難曲をはじめ「レクイエム」「天地創造」「四季」「エリア」等多くの宗教曲およびベートーヴェン「第九」のソリストとして定評がある。
　オペラではモーツァルト「フィガロの結婚」「魔笛」「コジ・ファン・トゥッテ」をはじめ「椿姫」「トゥーランドット」「蝶々夫人」「カルメン」「パリアッチ」「ウィンザーの陽気な女房たち」等の主要な役をレパートリーに持つ。
　歌曲の分野ではドイツ、フランス、ロシア、イタリア歌曲およびシベリウス歌曲の演奏を行っている。日本歌曲においては、長年大学院特別研究授業を担当しており、演奏も続けている。
　現在、愛知県立芸術大学名誉教授、洗足学園音楽大学非常勤講師。NHK名古屋文化センター講師。名古屋市民コーラスヴォイストレーナー。東京二期会会員。

花岡千春（ピアノ）
　東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業。同大学院ピアノ専攻科修了。安川加壽子女史に師事。大学院修了直後フランスに留学。パリ・エコール・ノルマル音楽院にてコルトーの高弟ジャン・ミコー氏に師事。翌年、審査員全員一致の第一等首席を取得卒業。以後は同院のアシスタントとして後進の指導に当たりながら、ヨーロッパ各地で演奏。
　フィナレ・リグレ国際ピアノコンクール、マリオ・ザンフィ・リスト国際ピアノコンクール等に上位入賞。帰国後は、ソロリサイタルをはじめ、室内楽や歌い手との共演、CD録音、FM放送、テレビ放送に活躍。1999年に開催した独奏会で平成11年度第54回文化庁芸術祭音楽部門大賞を受賞。2011年9月発売のCD「日本の変奏曲」で平成23年度(第66回)文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞。2012年11月松本市文化芸術大賞受賞。
　演奏活動と共に各地のコンクール審査員も歴任。現在は国立音楽大学並びに同大学院特任教授。