古澤巖~炎のヴァイオリン~【昼の部】
2023年
5/26
(金)
15:00開演
14:30開場
- 出演者
- 古澤巖(ヴァイオリン)金益研二(ピアノ)
- 曲目
- ひばりは揚がる
火祭りの踊り
チゴイネルワイゼン
チャルダシュ 他
古澤巖(ヴァイオリン)
毎週BSテレ東(土)深夜「Dの旋律」で、競技ダンスとの共演番組の演奏と進行を担当。宗次コレクション最高峰のストラディバリウス「サン・ロレンツォ 1718」を貸与されている。この4月にベルリンフィル・ブルーム・ピアノクインテット及びTAIRIKプロデュース品川カルテット等との新アルバム「海」をリリース予定(HATS)。年間150公 演 行 い、COCO FARMWINERY取締役、洗足学園音楽大学客員教授、コルシカ音楽祭メンバー、テラモスレーシングチーム所属。
ー使用楽器ー
Antonio Stradivari1718 “San Lorenzo Ex Viotti”
A.ストラディヴァリウス1718 “サン・ロレンツォ Exヴィオッティ”
現存するストラディヴァリウスは約600挺と言われている中で最もユニークな作品の一つである。サイドには”GLORIA ET DIVITIE”という文字の痕跡があり、バスバーサイドには、“IN DOMO EIUS”というはっきりとした文字が残っている。
このフレーズは旧約聖書の詩篇第111章第3節からの引用で、元は「Gloria et divitiae in domo eius et iustitiaeius manet in saeculum saeculi」(栄光と富は神の家にあり、神の裁きは永遠である)というラテンで語である。簡略化した抜粋が前述の一節(栄光と富は神の家にある)であり、ルネッサンス期には繁栄と富を願い、この言葉を様々な形で絵画や彫刻に入れていた。
Antonio Stradivari 1718 "SAN LORENZOEx Viotti”はそんな願いを込めてストラディヴァリウス本人が書いたものであり、その言葉の通り、他のストラディヴァリウスの作品にはない思いが込められていると考えられる。
文:日本ヴァイオリン