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辻本玲 チェロ・リサイタル 2023

20234/29 (土)
14:00開演 13:30開場

出演者
辻本玲(チェロ)津田裕也(ピアノ)
曲目
バッハからヒンデミットまで
時代を超え多彩なチェロの魅力に溢れる名ソナタ集!

J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第3番 ト短調 BWV1029
メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ 第1番 変ロ長調 Op.45
*****
ヒンデミット:無伴奏チェロ・ソナタ Op.25-3
ブラームス:チェロ・ソナタ 第2番 へ長調 Op.99

↓必ずご確認ください。
▶︎▶︎▶︎キャンセル規定について◀◀◀


発売日:2022年12月11日


 リサイタルの1曲目には、「J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第3番」を演奏します。もともとは1700年代前半にバッハによって、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのために作られた3曲のうちのひとつで、現在ではチェロとピアノ(もしくはチェンバロ)で演奏される機会が多くなっています。3曲の中でも、第3番は特にスケールが大きく、技巧的にも優れています。聴きごたえある、リサイタルの幕開けに相応しい曲となります。
 2曲目は、優雅な雰囲気を湛えた名曲「メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ 第1番」です。この曲は、シューマン夫妻が絶賛したことでも有名で、ロベルト・シューマンは「美しく、明瞭」「最も純粋で完璧な音楽」と述べ、クララ・シューマンは「私に演奏する大きな喜びを与えてくれた」と語ったと言われています。メンデルスゾーンは、バッハの「マタイ受難曲」を復活上演し、バッハの再評価に貢献していますが、およそ100年の時を隔てた、2人の天才の音楽的繋がりを想像しながらお聴きいただくとお楽しみ頂けるかと存じます。
 後半は「ヒンデミット:無伴奏チェロ・ソナタ」で始まります。メンデルスゾーンからさらに 100年弱を経て、1920年代に作曲されました。深遠で緊張感のある旋律の続く全5楽章で約10分の短い曲ですが、様々なチェロの技巧が詰まった名曲です。
 リサイタルを締め括るのは、「ブラームス:チェロ・ソナタ 第2番」です。後期の作品ながら、躍動感にあふれたロマンチックな楽想が特徴的で、やや渋い印象のある第1番より開放的でむしろ若々しさを感じるブラームスの傑作となります。
 バロック~ロマン派~近現代とそれぞれの時代の名曲を通して、“音楽の大河”をお楽しみください。

NHK交響楽団首席チェロ奏者 辻本玲

辻本玲(チェロ) Rei Tsujimoto, Cello  公式サイト:https://www.rei-tsujimoto.com/
 7歳よりチェロを始める。11歳まで米国フィラデルフィアで過ごし、東京藝術大学音楽学部器楽科を首席で卒業(アカンサス音楽賞受賞)。その後ロームミュージックファンデーションより奨学金を得て、シベリウス・アカデミー(フィンランド)、ベルン芸術大学(スイス)に留学。2003年、第72回日本音楽コンクール第2位、併せて「聴衆賞」受賞。2007年度青山音楽賞新人賞受賞。2006年、2007年、ヴァイオリニスト五嶋みどり氏が主催する「Community Engagement Program」に参加し、世界各地で共演。2009年、第2回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第3位入賞(日本人最高位)、併せて「日本人作品最優秀演奏賞」を受賞。2011年にサントリーホール他5大都市でデビュー・リサイタルを開催。2013年、第12回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。ソロ活動と並行して、サイトウ・キネン・オーケストラやアルカス佐世保のレジデンス・カルテットの一員として活動するほか、チェロ四重奏団「クァルテット・エクスプローチェ」「及川浩治トリオBee」「ひばり弦楽四重奏団」などの室内楽にも多数参加。2016年に別府アルゲリッチ音楽祭にてワディム・レーピンと共演するなど実力派チェリストとして高い評価を得ている。2019年にソロCD『オブリヴィオン』をリリースし「レコード芸術」誌にて特選盤に選出。日本フィルハーモニー交響楽団ソロ・チェロ奏者を経て、現在はNHK交響楽団首席チェロ奏者を務める。
 これまでに、NHK交響楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハ-モニ-管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、ロシア国立交響楽団、ベルリン交響楽団等と共演。メタ・ワッツ、オーランド・コール、川元適益、上村昇、山崎伸子、アルト・ノラス、アントニオ・メネセスの各氏に師事。
 使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェルより1730年製作のアントニオ・ストラディヴァリウスを、弓は匿名のコレクターよりTourteを、特別に貸与されている。

津田裕也(ピアノ)Yuya Tsuda, Piano 
 仙台市生まれ。2001年東京藝術大学入学。同年、第70回日本音楽コンクール第3位。02年第7回宮崎国際音楽祭にてウラディーミル・アシュケナージ氏によるレッスンを受講。05年東京藝術大学を首席卒業、安宅賞、アカンサス音楽賞、同声会賞等、数々の受賞を果たし、同大学大学院修士課程に進む。07年第3回仙台国際音楽コンクールにて第1位、および聴衆賞、駐日フランス大使賞を受賞。仙台市より「賛辞の楯」を、宮城県より芸術選奨新人賞を授与される。同年10月よりベルリン芸術大学においてパスカル・ドヴァイヨン氏に師事し研鑽を積む。10年東京藝術大学大学院修士課程を首席修了、併せてクロイツァー賞を受賞。11年ベルリン芸術大学を最優秀の成績で卒業、その後ドイツ国家演奏家資格を取得。同年ミュンヘン国際コンクール特別賞受賞。
 ソリストとして、ベルリン交響楽団、東京交響楽団、新日本フィル、日本フィル、東京フィル、神奈川フィル、名古屋フィル、仙台フィル、大阪交響楽団、関西フィル、広島交響楽団、ドイツ室内管弦楽団等と共演。東京をはじめ日本各地でソロリサイタルを開催するほか、NHK-FM「名曲リサイタル」、仙台クラシックフェスティバル、武生国際音楽祭、木曽音楽祭などに出演。10年からはドイツ各地でもソロリサイタルを開催、地元紙にて好評を博す。simcレーベルよりソロアルバム「悲愴、さすらい人幻想曲」を発売。15年にはフォンテックより「メンデルスゾーン:ピアノ作品集」をリリースし、高く評価される。最新盤は18年7月に同レーベルよりリリースした「ショパン:後期ピアノ作品集」。室内楽活動にも積極的で、ヴァイオリニスト松山冴花とデュオを組み、ナミ・レコードより4枚のCDをリリース。また、白井圭(vn)、門脇大樹(vc)と共にピアノ・トリオTrioAccordを結成し、国内各地で演奏。2020年10月にはベートーヴェンのピアノ三重奏曲を収録した、トリオ初となるCDをリリースした。その他、堀米ゆず子、加藤知子、山崎伸子など多くの著名な弦楽器奏者と共演している。最近では管楽器奏者との共演も多く、様々な共演者から厚い信頼を得ている。
 これまでにパスカル・ドヴァイヨン、ガブリエル・タッキーノ、ゴールドベルク山根美代子、角野裕、渋谷るり子の各氏に師事。


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