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2020.1.12 辻彩奈と仲間たち〜シューベルトの室内楽



TV朝日のクラシック音楽番組「題名のない音楽会」での共演を機に、もう一度この5人で演奏したいねという話が盛り上がって実現したこの公演。現在パリ留学中、すでに世界的に活躍されているヴァイオリニスト辻彩奈さんにとって、ここ名古屋地区は地元ということもありタイトルは辻さんをメインにしていますが本当は「仲間たちというのはちょっと恐縮で、本当に素晴らしくて大好きな先輩たちです!」とのこと。オープニングは、シューベルトの歌曲「魔王」を無伴奏ヴァイオリンで演奏する超絶技巧で幕開け、そしてピアノの萩原麻未さんによるソロ、チェロの横坂源さんが弾く「アヴェ・マリア」、さらにヴィオラの安達真理さんが加わっての弦楽三重奏と、シューベルトの様々な魅力を少しずつ味わっていただいた後、休憩後はコントラバスの加藤雄太さんが加わりメインの五重奏曲「ます」。5人がそれぞれこの世代で注目の実力派ということで、その研ぎ澄まされた音楽、表情の多彩さ、そして同時に奏者自身が心ゆくまで演奏を楽しんでいるという雰囲気が満員の客席にも伝播して、充実のコンサートになりました。アンコールは新春らしく、ヴィオラの安達さんの編曲による「美しく青きドナウ」を。



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