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2019.11.21 トリオ ソ・ラ (TRIO SOLLA)



本日はベルリン、NY、パリで活躍する美しき名手3人によるアンサンブル、トリオ ソ・ラ(TRIO SOLLA)の公演でした。
谷川かつらさん(ピアノ)、瀬川祥子さん(ヴァイオリン)、水谷川優子さん(チェロ)による息の合った三重奏団、
今回名古屋初のコンサートだったそうです!

プログラムはグラミー賞受賞作曲家であるアメリカのジェニファー・ヒグドンによるピアノ三重奏曲で開始。
「薄い黄色」「燃え立つ赤色」と名付けられた2つの楽章は、“音楽は色彩を表すことができるのか?そして色彩は音楽を表すことができるのか?”
というヒグドンが常日頃から魅了されているという音と色彩の関係を課題とした作品。
色合いが全く異なる2つの楽章、ヒグドンはここで音楽自身が更なる問いを投げかけるといいます。
「色彩とは、気分/感情 をも伝えることができるのだろうか?。。。」

続いて演奏された吉松隆:アトム・ハーツ・クラブ・トリオ と後半のシューベルトでは180度曲想が変化、空気まで変わったようでした。

「(ヒグドンの2色と離れた)ニュートラルな色を選びました」とトリオでブルー系のドレスを選んだ経緯をお話してくださいましたが、
そのニュートラルな色も、耳に入ってくる音によって全く違う表情を見せます。
ヒグドンの問いかけを思わず回想してしまう、美しくも力強い演奏でした。

アンコールでは、矢代秋雄が僅か20歳の時に作曲した ピアノ三重奏曲より 第3楽章 が演奏されました。











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