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2019.11.4 ドーリック弦楽四重奏団



2008年、大阪国際室内楽コンクールでの優勝後に宗次ホールに来援して以来、11年ぶりの登場となったイギリスのカルテット。当時のメンバーから2名変わりましたが、隙間なく積み上げられた「4人で1つ」の手堅いアンサンブルは健在。いまや若手から中堅となり、名実ともにイギリスを代表するカルテットの一つとして活躍中。ハイドンでは弓を軽いものに持ち替え、バルトークでは鋭さよりも、ごつごつとした岩のような重みを大切にした音楽運び。メインのシューベルトは細部の強弱とテンポの変化にこの団体らしい個性を盛り込んだもの。本編のみで2時間を超える熱演で、アンコールなしでの終演でした。




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