4/23 宗次ホール 開館10 周年記念公演 広瀬悦子 ピアノリサイタル
宗次ホール開館10周年記念公演、広瀬悦子ピアノリサイタルが終演。
(コンサート当日の 宗次ホール公式facebook より)
「祝祭の舞曲」というテーマで、今回のために組まれたプログラム。
前半はウェーバーの「舞踏への勧誘」で始まって、メトネル、ハチャトゥリアンでは音符がぎっしり詰まった楽譜を颯爽と弾きこなす技巧的な華やかさ。
そしてトゥリーナとファリャではスペイン音楽特有の情熱と妖艶さを表現。
後半はさらに音楽的な深みへ・・・
リストとショパンのポロネーズ4曲でまとめられた周到なプログラム。
とにかくどの作品に対しても広瀬さんの没入具合が凄まじく、
そのオーラに呑まれた方も多かったのではないでしょうか。
アンコールがまた普通ではなく、
「タイスの瞑想曲」のピアノソロ版から、ベートーヴェンの「運命交響曲」の第1楽章(リスト編)。そしてファジル・サイのBlack Earthへ・・・。
昨日のアタッカ・カルテットに引き続き2時間を超える熱いコンサート。
名古屋出身の世界的ピアニストに、今後ともご注目ください。