3/22 フランチェスコ・ディロン チェロコンサート
イタリアの人気チェリスト、フランチェスコ・ディロンさんと彼のようなイタリアの若手演奏家を日本に紹介してくださっているピアニスト黒田亜樹さんのデュオ。
ラフマニノフとショスタコーヴィチ。
ふたつのロシア&ソビエトのチェロソナタ大曲のみという、お午後のコンサートにしては重たいプログラムで、お客様に敬遠されるかなと思いきや、準備したプログラムが不足するほどの盛況に。
そして後半の最初に、予定になかった無伴奏チェロ作品の演奏もあり、さらにお楽しみが増量のコンサートになりました。
それにしてもディロンさんのチェロは隅々までよく歌い、そして刺激的で打楽器的な奏法もナマクラなところがない。ビシッと鋭利。期せずして演奏された無伴奏作品、ハーヴェイの「大地の曲線」では現代音楽の演奏家として評判高い彼の得意分野が聴けてなお良かったと思います。
そして、サイン会では特に奥様方に大人気のディロンさんでありました。
宗次ホールでは以前「プロメテオ弦楽四重奏団」のメンバーとして来演していますが、またこのカルテットでやってきてくれることを期待しつつ別れました。