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コレッリ生誕360年&没後300年企画 第1夜=大江戸バロック 【6/15】


6月15日と17日の2回にわたって行われた
イタリア、バロック期の作曲家 アルカンジェロ・コレッリの
メモリアル・イヤー企画。

1日目は愛知県立芸術大学の准教授としても
この地方でおなじみ桐山建志さんのバロックヴァイオリンと、
長年デュオを組んでいる大塚直哉さんのチェンバロ。
このほど「大江戸バロック」というグループ名も決まりました。
なぜ大江戸? バッハやヘンデルが生まれた1685年ごろの日本は
ちょうど江戸時代、それも元禄文化の頃。
近松や西鶴や芭蕉ってバロック音楽と重なるんだ・・・と思うと
ちょっと親近感が湧きませんか?

さて、バロックの演奏会は楽器にも注目です。
この日のチェンバロは、
埼玉にお住まいの楽器製作者 加屋野木山(かやの・もくざん)さんが
今年の1月に完成させたばかりの真新しい楽器でした。
調律中お邪魔します・・・

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無垢の木をそのまま、沢山の節もそのまま生かした
木のぬくもり溢れる楽器です。

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鍵盤横は丸くカットされていて、
手の動きが見たい、という方には嬉しいですね。

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屋根のフシアナから覗くと、整然と並んだペグ(弦を巻いて止めているピン)が見えました。

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リハーサル。今日は12曲あるコレッリの「ソナタ集」から9曲を演奏。
休憩を含め2時間きっちりのボリューム。

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本番、最初の2曲を終えて、
最初に桐山さんが少しコレッリについてお話。

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しなやかに飛翔する桐山さんのヴァイオリン。
生き生きとしたビート感と自在な装飾が素敵な大塚さんのチェンバロ。
2009年以来、久々に宗次ホールに登場したこのコンビ、
ますます磨きが掛かっています。

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サイン会も上々。
今年リリースしたCDはレコード芸術特選盤に選定されています。

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この日も終演後、お客様に楽器を間近で見ていただきました。

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桐山さんが抱えているのは差し入れの焼酎です。

(スタッフ/にしの)


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