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珍しいヴァイオリンデュオ曲も!【1/16三浦文彰&鈴木愛理 リサイタル】


1月16日、この日のコンサートはともに
NPO法人イエロー・エンジェルから名器ガダニーニの貸与を受ける2人が出演。

三浦文彰さんはしらかわホールさんで3年間掛けてのリサイタルシリーズを行うなど
名古屋でも来演の機会が増えつつあります。
2009年ハノーファー国際コンクールの優勝者でもあり、
今もウィーンで研鑽を積んでいます。

鈴木愛理さんも16歳でヴィェニャフスキ国際コンクール第2位入賞という
輝かしい実績を残しています。現在はドイツに留学中です。

少子化の影響もあるのでしょうか。
音楽高校や大学で部活動で吹奏楽をやっていてプロを目指し
管打楽器専攻を受験する学生はある程度変わらず居る一方で
弦楽器専攻はなかなか受験生が集まらない、といった話も聞かれます。
しかしその一方でこのシリーズを通じて思うのは、
日本の若手ヴァイオリニストの層の厚いこと!
本当に次々に素晴らしい才能が登場します。
多くの方々に是非演奏を聴くことで、彼らの活動を応援していただきたいと思います。

この日は前半に三浦さん、鈴木さんのそれぞれのソロで始まり、
後半はヴァイオリン2人のデュオにピアノという
余り普段コンサートで取り上げられない編成のプログラムを取り上げました。

最初に登場したのは鈴木さん。
モーツァルトのヴァイオリンソナタ。

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次に三浦さんのベートーヴェン、ヴァイオリンソナタ 第1番。
ピアノは小森谷裕子さん。

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後半はヴァイオリン・デュオ。
もともとはアンコールだけ一緒に演奏していただければ・・・と
お話していたのですが、
三浦さんと鈴木さんは小さい頃から良くお互いご存知の間柄とのこと。
折角だからデュオをもっとやろうよ、ということになったのです。
三浦さんはお父さんが東京フィルのコンサートマスター三浦章宏さん。
親子でヴァイオリンデュオをすることもあるそうで、レパートリーもお持ちでした。

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華麗で聴き易く、ちょっと民謡風なモシュコフスキの組曲。
映画音楽からのアレンジを集めたショスタコーヴィチの小品集。
そして最後はラテンの魅力たっぷり、サラサーテの「ナヴァラ」。

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パートが入れ替わり、左右立ち位置を交代することで、
同じガダニーニでも2人の音色の違いがより良くお分かりいただけたのではないでしょうか。

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終演後のサイン会。多くのお客様に声を掛けていただきました。

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宗次オーナとの記念撮影。

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(スタッフ/にしの)


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