iPad楽譜初登場! 11月26日 相曽賢一朗ヴァイオリンコンサート
イギリスを拠点に多彩な活動を行っている相曽賢一朗さん。
実は11月24日、25日に名古屋の隣町、長久手市の文化の家に来演していた
チェリスト、スティーヴン・イッサーリスさんとは親戚関係で、
これまでにも何度も共演していらっしゃる。
(相曽さんの奥様がイッサーリスさんの妹さんなのだそう。)
イッサーリスさんが相曽さんについて
「俺の兄弟になるくらいだから凄い奴だよ!!」と言ったとか・・・。
そして今回宗次ホールで共演したピアニスト、サム・ヘイウッドさんもまた
イッサーリスさんと共演しているほか
世界トップクラスのアーティストから篤い信頼を集める方。
みなさん、彼のプロフィールを読んで、
あれ普通のプロフィールと違うぞ、と思われませんでしたか?
プロフィールを見る
サムさんがピアノを始めたきっかけ・・・
「サムは6歳の時、イギリス湖水地方に住む祖母の家で、
蝋燭の灯りの下で聴いたベートーヴェンのレコードに触発されてピアノを始める。」
(それが蝋燭でなかったとしたらどうだったのかな?)
そしてサムさんの趣味は・・・?
「音楽以外の趣味では、出身の湖水地方の散策の他、手品にも熱を入れている。」
そう。湖水地方を散策するマジシャン。それが彼のもう一つの顔なのです。
さて、そんなサムさん。今回宗次ホールで初めてのこんな試みを・・・
はい。出ました。これが噂の・・・iPad楽譜です。
実は昨年11月、カーネギーホールで行われた
ヴァイオリニスト、ジョシュア・ベルさんとのコンサートで
iPad楽譜を見ながら演奏したときのことが、ニューヨーク・タイムズで取り上げられ
私も気になっておりましたが、遂にカーネギーで使用されたのと同じものが宗次ホールでも!!
ニューヨーク・タイムズの記事へ
リハーサル中。譜面を置く台と、ピアノの枠の間にiPadを挟んでいらっしゃいました。
横から見るとこんな感じ。
楽譜をめくるときは、左足で2つのボタンを押します。
このボタンは無線(Bluetooth)で接続されているので、コードが邪魔になるということもなく
実にすっきりシンプル。戻したり進めたり、器用に操作されていました。
演奏中背後から撮影。
iPadの画面は通常の譜面見開きの半分以下のサイズですから
その辺はどうしているんでしょうかね。
楽譜のせいではないでしょうけれども
ノーブルで上質な演奏にお客様は大満足。
近年相曽さんはグルジアに毎年足を運んで
現地の音楽家との交流、学生への指導、子供たちを対象としたコンサートなど
様々な活動をされています。
今日もツィンツァゼ、ダヴィタシュヴィリという2人のグルジアの作曲家の
素敵な小品が紹介されました。
終演後のサイン会。
相曽さんがお客様とお話している間、
サムさんはグッズコーナーを見ていらっしゃいました。
宗次オーナーと。
最後におまけ・・・。
サムさんのiPadを接写。
これ、拭きたくなりませんか??
(スタッフ/にしの)