宗次ホールで平家琵琶を聴く 【10/31ランチタイムコンサート】
10月31日のランチタイムコンサートは
名古屋出身、琵琶の巨匠であられる北川鶴昇先生が出演。
宗次ホールで初の琵琶の弾き語りということもあって、
先生のファンだけではなく幅広い方々から反響を頂き
1ヶ月前には完売してしまっていました。
前日から床を雑巾がけして段を作りました。
宗次ホールでは珍しい光景です。
リハーサル中。「音がよくひびくねぇ」と・・・。
先生が使っていらっしゃる楽器を見せていただきました。
本来4弦の楽器なのですが・・・
本来の最高音の弦の横にもう一本、弦を足して張って5弦にしていました。
しかし糸巻きは4本しか有りません。どうしているのかと思ったら・・・
白い小さなツマミが見えるでしょうか。
追加した弦はこのツマミで調弦するそうです。
表板の下の天女像の冠にひときわ輝くのはダイヤモンド!
奥様曰く「私の指輪が無くなった! と思ったら、
師匠が琵琶に埋め込んでしまって……」とのこと。
こちらは見台の上に置かれたバチ。思った以上に大きいです。
さてランチタイムコンサートですので
あっという間に開場時間が近づいてきました。
さらにこの日は良い席を取ろうと、朝10時ごろから既にお客様が詰め掛ける状況に・・・。
開場するやいなや、お客様がなだれ込んできます。
いよいよ開演。
「祇園精舎の鐘の声~」
あの有名な冒頭が厳かに始まりました。
ユーモアを交えながら平家物語を解説される師匠。
このお話も根強い人気の理由です。
お話を交えながら
謀略を企て島流しにあった俊寛のくだりと
やはり有名な壇ノ浦が取り上げられました。
公演が終わって宗次オーナーと。。。
(スタッフ/にしの)