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ウィーン・フィルのコンサートマスター フォルクハルト・シュトイデさん (10/29公演)


10月29日に行われたフォルクハルト・シュトイデさんのヴァイオリンリサイタル。
本当は23日の予定でしたが、ウィーン国立歌劇場の出演日程の変更に伴い
急遽延期しての開催となりました。
既にご予約を頂いていたお客様には大変ご迷惑をお掛けしましたこと
お詫び申し上げます。

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燕尾服姿で、さながら「もう本番ですか?」といった感じで現れたシュトイデさん。
燕尾を脱ぐと、なんと緑のTシャツ・・・。
かさばる舞台衣装は着て移動。なるほど、合理的。。。

先に到着していたピアニスト、三輪郁さんとのリハーサルが始まりました。
三輪さんはこれまでにもシュトイデさんを初め
何人ものウィーン・フィルのメンバーと共演歴があり、
気心がしれたものです。何回か行われるこの秋の2人のデュオの初日でしたが
大変スムーズにリハーサルが進みます。


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使用している楽器は
オーストリア国立銀行から貸与されている1714年製ストラディヴァリウス。
これは名フィルにも度々来演する
やはりウィーン・フィル、コンサートマスターの
ライナー・ホーネックさんが最近まで使用していた楽器だそうです。
各所で見かけるプロフィール(本公演のチラシにも掲載されているもの)では
まだ前に使っていた「1718年製ストラディヴァリウス」となっていますが・・・。

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前半はフランスの作曲家のソナタ2曲。
サン=サーンスとフランク。
これまでベートーヴェン、ブラームス、モーツァルトなどを弾くことが多かったそうで
今回のプログラムは挑戦でもあったとのことです。

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後半の最初はクライスラーの「レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース」無伴奏です。
クライスラーはお手の物。このほかにもアンコールを含め、この日クライスラー作品が8曲も演奏されました。

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カーテンコール。

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サイン会。CDの販売はありませんでしたが、
希望されるお客様が多く、机を用意しました。
名古屋ではトヨタ・マスタープレイヤーズでも毎年ウィーンフィルのメンバーが良く来演しており
ファンがしっかりついていますね。

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宗次オーナーと記念撮影。

演奏が終わるとお2人は次の公演地、別府へと向かわれました。
シュトイデさん、温泉が好きなんだそうです。



(宗次ホール/にしの)


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