想い出クラシックPart1 「名古屋テレビ塔」開催
クラシック音楽と心に残る思い出の朗読による新企画シリーズ
「想い出クラシック」Part1を開催しました。
第1回のテーマは「名古屋テレビ塔」
音楽はパリのエッフェル塔を連想してフランスの作曲家の作品にしました。
名古屋テレビ塔さんより貴重な古い写真をお借りすることができました。
コンサートのプログラムの作成に当たり、
ご応募頂いた朗読作品に合う曲目選定と写真の選定を
朗読のおおはたさん、ピアノの丸山さんそして私の3人で行いました。
朗読作品の内容をお客さまにいかにイメージさせるかを念頭に置き
プログラミングしました。
当日のダイジェスト版を掲載します。(当日は7作品の朗読と演奏でした)
プロローグ
「名古屋テレビ塔とともに歩んで」
昭和26年4月富士中学校へ入学した。
名古屋のシンボルとして建設の進む名古屋テレビ塔が校舎の近くにあり
着々とその威容を現していた。
写生の時には、テレビ塔を組み立て中の基礎部分の構図を題材にしたことが偲ばれる。
・・・・我が心に残る想い出の名古屋テレビ塔は今後の名古屋の発展を見続けている・・・。
曲目 バッハ:フランス組曲第5番より アルマンド
「Love story at the TV tower in NAGOYA」
留学で訪れたJAPN。週末を利用して色々な所へ出掛けた。
名古屋城、熱田神宮etc
私にとって人生最高の出会いの場となったのは、名古屋テレビ塔でした。
テレビ塔のベンチで小休止。
そこで、生活必需品の辞書を置き忘れたままテレビ塔のトップに昇ってしまいました。
地上に降りると、一人の男性から「辞書をお忘れですよ」と手渡され、
その事が出会いとなり・・・
デートはいつもテレビ塔でした。
時が過ぎ、・・・今ではベビーと3人で幸せに毎日を過ごしています。
いつの日かベビーに「パパとママのラブストーリー」を話してあげようと思っています。
曲目 サティ:ジュ・トゥ・ヴー
「親父と倅とテレビ塔」
八事の高台にある我が家から西の方角を望めば、テレビ塔が聳え立つ。
「眺めがすばらしい」
親父の一存で土地を買い求め、
ここを終の棲家に定めて引っ越してきたのは、昭和40年の暮れでした。
曲目 プーランク:エディット・ピアフを讃えて
親父は演劇や歌舞伎の評論を生業にし、開局したばかりのテレビに出演していた。
・・・しかし、親父は68歳で膵癌のため旅立った。私は平成2年、CBCに転職した。
これまた縁か。
親父が長生きしていたら、父子で作った番組が、
テレビ塔を通して我が家に届いたかもしれない。
こいつは愉快だ。堀川をこよなく愛した親父だが、
果たしてテレビ塔にも同じ思い入れがあったのではと、倅は思う。
お客様の声
・大変懐かしく思い出にひたることができ、ありがとうございました。
・楽しいひと時を送ることができました。ありがとう!
・素晴らしい企画です。ピアノはもちろん朗読(声)がぴったりです。
次回からも楽しみにしています。
・画像と音楽、ノスタルジックとモダン期待以上のコラボでした。
モノクロ写真に写る懐かしい文化講堂、NHK。
塔の建設状況は中1のとき見えました。
次回コンサートのお知らせ
想い出クラシックシリーズ Part2 テーマ「東山動植物園」
~東山動植物園の想い出を映像と音楽と朗読で楽しむコンサート~
2012年12月26日(水)11:30開演 全自由席¥1,000
「東山動植物園 想い出」
〜そして再生 悠久の東山の森へ〜
年の瀬のひと時、動物・自然・森にちなんだ
どこかで聴いたクラシックの名曲の数々をお楽しみください。
サン=サーンス:動物の謝肉祭
ドヴォルザーク:森の静けさ
カザルス(編):鳥の歌
文部省唱歌:冬景色 他
新井康之(チェロ)
冨永里実(ピアノ)
筒井明子(朗読)
いつの時代も私達の心のオアシスとなり続けた東山の森。
しかしそこには歓びだけでなく悲しみも・・・たくさんの想い出が積み重なっています。
皆様から戴いた想い出と共に、東山の
そして日本の新たなる「再生」に向けた希望の音楽を、一緒にお楽しみ下さい。
(スタッフ/野間)