9月29日 和波たかよし/土屋美寧子/岩崎洸 「シューベルトの夕べ」
9月29日の演奏会は
宗次ホールでおなじみの和波たかよしさんと土屋美寧子さんの夫婦デュオ。
それに今回は初めてゲストとして日本のチェロ界の重鎮、岩崎洸さんを迎えての室内楽。
プログラムはすべてシューベルトです。
和波さんと岩崎さんは日本音楽コンクールで1年違いで優勝しています。
和波さんは終始「岩崎先輩!」と呼んでいらっしゃいました。
リハーサルは和やかに進みます。
リハーサルの最中、和波さんが傍らに置いていたのは点字の楽譜。
和波さんはサイトウキネンオーケストラにも参加していますが、
オーケストラでも、室内楽でも自分の弾くパートを全て記憶していらっしゃいます。
それでも、時々こうして点字の楽譜に触って、細かい部分のチェックを怠りません。
コンサートでは最初に土屋さんのソロで即興曲D935の第3曲が演奏され、
続いては岩崎さんとの名曲「アルペジョーネ・ソナタ」・・・
そして、ヴァイオリンとのデュオで「華麗なるロンド」・・・
後半にいよいよ長大なシューベルトのピアノ三重奏曲 第2番・・・
第2楽章の名旋律を初め、
歌に溢れたこのシューベルト最晩年の名曲が宗次ホールで取り上げられたのは
今回が初めてでした。
最後に客席を背景にして記念撮影。
(スタッフ/にしの)