1. トップ
  2. 宗次ホール オフィシャルブログ
  3. 旧ブログ
  4. ベルリンを拠点に活躍...

ベルリンを拠点に活躍中のミドリ・ザイラーさん(6/7)


6月7日のコンサートは
世界屈指の古楽演奏団体、ベルリン古楽アカデミーでコンサートミストレスを務める
ミドリ・ザイラーさん。そして夫のクリスティアン・リーガーさんのチェンバロとのデュオで
バッハの「チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ」を6曲まとめて演奏するというものでした。
もちろんシリーズ「バッハの海へ」の中のひとつ。
これで先月のヴィーラント・クイケン無伴奏チェロリサイタルに続いて
4回目となりました。

seiler03.jpg

舞台袖のエレベータにいつもどおりチェンバロを載せて
(本当にギリギリのサイズ)搬入します。

seiler13.jpg

左が楽器本体。右は楽器を載せる台座と脚の部分。

seiler12.jpg

2段鍵盤の美しい楽器。
チェンバロが発達してピアノになった、と思われる方が多いかもしれませんが、
ふたつは発音原理も歴史も全然違います。

seiler10.jpg

チェンバロの鍵盤はこんな風に浮いてます。
そして叩く強さに関わらず、出てくる音量は同じです。

seiler11.jpg

この楽器、曲線が美しかったので、この角度で撮影してみました。

seiler09.jpg

ミドリさんとクリスティアンさんが到着。
宗次ホールの音響に大満足。

seiler008.jpg

これは貴重! (写真がブレててすみません。)
クリスティアンさんが、客席でどう聴こえるか試したい、と言って
なんとミドリさんがチェンバロでバッハのパルティータ1番を弾いているところ。

seiler02.jpg

本番ではチェンバロに合わせたのか真っ赤なドレスで。

seiler01.jpg

教会のように、上方へと響きが広がります。

seiler06.jpg

終演後のサイン会。
そしてその傍らでは・・・

seiler05.jpg

もうひとつのサイン会が行われていました。
この帽子のお方と右の女性。そう、ミドリさんのご両親、
ピアノデュオで有名なザイラー夫妻も京都からいらしていたのです。
ザイラーさんは今年9月に、京都コンサートホールでファミリーコンサートを開くそうです。
こんなコンサート
ザイラー家は4姉妹が揃うとカルテットができる(実際に活動していたこともある)という
とてつもない音楽一家。
でもこうして全員が集まってコンサートを行うのはこれが初めてだそうです。
それだけ皆さん世界中を飛び回って活躍中ということですね。


(スタッフ/にしの)


関連記事