シューマン・カルテット
2月19日はつい先日オーストリア、グラーツ市で行われた
第8回シューベルト&現代音楽国際コンクール弦楽四重奏部門で優勝を果たした
シューマン・カルテットの公演。
日本の後藤彩子さんがヴィオラを担当しているほか
残り3人のシューマン兄弟もドイツ人の父と日本人の母との間に生まれたことから
タイミングよく「凱旋公演」となりました。
リハーサルの模様
カルテットのリハーサルでは良く見られることですが、
本番前でも、何度も止めながら、メンバーの間で議論をしつつ細部の確認をしています。
第1ヴァイオリンのエリックさんが指示を出すと、
チェロのマークさんもそれに対して意見を出します。
リハーサル中、2階の最後列から撮ってみました。
(宗次ホールは最後列でも響きがいいという感想を、お客様からよく頂きます。)
本番の模様。
コンクールでも演奏したシューベルトの名曲「死と乙女」
最後の音を弾ききって弓を高々と挙げたポーズ
サイン会の様子。まだカルテットとしてのCDをリリースしていないそうです。
でも、プログラムにも喜んでサインを・・・
宗次オーナーと記念撮影
エリックさんは通路に飾られた宗次オーナー所有の
ヴァイオリンコレクション写真に夢中。
現在使用しているのは1828年製プレッセンダだそうで、
コレクションの中に1827年製の同じプレッセンダを見つけて
「すごく良く似てる!」と感激。
このショットは、五嶋龍さんに貸与中の
ストラディヴァリウス「エクス・ピエール・ローデ」とともに。
しかしご兄弟みな本当に仲良しです。実はもうひとりシューマン家には女の子がいて、
やはりヴァイオリンを弾いているのだそうです。
お父さんはデュッセルドルフのオーケストラの団員で
ヴィオラの後藤さんがそちらでも活動しているのだそう。
ちなみにお名前は「ロベルト」だそうで・・・ ロベルト・シューマン!?
最後に、楽屋でのひとコマ。
楽屋から出前したカレーとともに。
(スタッフ/にしの)